スタートして土手から聞こえてくる
「デビルマンだ~」
「デビルマ~ン」
と言う愛しきものたちの声援に手を振って応えるデビルマン。そう、手を振る人に笑顔でこたえ…ってデビルマンの表情はいつもクールなので周りからはわからないみたいです…。
序盤、ゆっくりとした集団の中を流れに身を任せ走るデビルマン。
今回は自身のペースよりもゆっくりとした中を走ることで、なんとか4時間くらいで走り切れれば御の字と思っていたこともあり、序盤戦は無理しない闘いを展開。
時折、前行くランナーの後ろにピタッと付いて、その雰囲気と地面に写る
影
で思わず振り向いたランナーがビックリする様をみてデビルご満悦。
さらに復路用の給水ポイントで準備をしているスタッフからも「デビルマンだ~」の声を受け、一列に並んだスタッフへ流れハイタッチを強要!これまたデビルご満悦…。
すっかりデビルペースで進んできたと思ったものの、デビル体内時計ではそろそろ10キロ位走ったかなと思いつつ距離表示を確認。荒川市民マラソンは距離表示が1キロごとなのですが、すっかり調子に乗ってしまったデビルマンはここまで距離表示をきっちり見落とす…。
6キロ
マジ?
どうやらスタートのロスタイムと、無理矢理ハイテンションになった気持ちがすっかり体内時計を狂わしたようだ。そう、まさしく今日の敵、今日のデーモン一族は内なるデビルマンの体内にこそいるのだと言うことを改めて認識。
それでも、ここまで
財力
にものを言わせて封じ込めてきた足の痛みも無く、スローペースで快調にラップを刻むデビルマン。
チアガールのお姉さんも、和太鼓のお姉さんも、土手にいるお姉さんも、デビルマンの闘いに熱い声援をおくってくれている…。
デビル感激!
その後は前行くランナー達を次々デビルアタック!!
パーマン3人組も挨拶しながら抜き去り。そして、前方に異様に大きな黄色い頭を発見!!熊のプーさんの着ぐるみを着ているらしいので追い抜きざまに声をかけようと、すると微妙にプーさんではない…。
こんなところまで版権の影響か…。恐るべしウォルトディズニー…。
とりあえず、なんて声かけて良いかわからないのでスルー。
オレンジリボンを付けたmixiランナーさん達ともご挨拶をしながらデビルマンは進む。
ここまではなんとかデビルマンもデーモン一族の攻撃を紙一重でかわし続けてきたのです。ここまでは…。
次回、中盤戦は沢山の出会いと別れがデビルマンに勇気と力を与えてくれますが、破滅の時はすぐそこまで来ていたのです…(続く)