一昨年、バスの中から見た転害門・・・国宝です。
この日は、じっくり拝見することができました。
天平時代ですから。奈良のすごさをまた感じます。
神輿安置の小礎四個が据えられてました。
眺めていると、黄色いジャンバーを着た男性が、
「次はどこ行くの?」と声をかけてくださいました。
「五劫院に行きます」
「初めて?」
「はい」
「なら行っといた方がいい」
そんな会話でまた五劫院へのワクワク感が高まりました。
12時半からの開帳にはまだ早いのですが、テクテク、歩いて向かいます。
住宅地の先にありました。
やはり黄色いジャンバーの女性に挨拶をしたら、受付を教えてくださいました。
受付では、
「もうちょっと待ってくれたら説明があるから」と、
「はい、待ちます」
「上がって待ってて」
という会話をしているうちに、奥から説明の方がいらして。
「早いけど、始めましょう」と。
境内で待っていた男性二人もいらして、時間前ですが、説明をお聞きすることができました。
五劫思惟阿弥陀仏坐像さんはふっくらとした面持ちで、
和やかな雰囲気でした。
勧進所のアフロの仏様は手を前に合せているけど、こちらの仏様は衣の下で合わせています。
との説明。
私、彫刻だから、そこまで彫ってないよねぇとまた斜めな感想を心に抱きました。
説明の後、暖かい本堂でまったりと仏像を向きあうことができました。
大涅槃図も拝見でき、説明をお聞きすることができました。
ずっと気になっていたお寺にタイミングよく訪れることができて、とても嬉しかったです。
インスタグラム万歳!
勧進所の開帳にも今年訪れようと、決めました。
本堂の後は、見返り地蔵などの説明をお聞きしました。
枝垂れ梅が1本、華やかでした。
帰りはバスの予定でしたが、時間もあるし、道路も混んでいるようなので、また歩くことにしました。
ふと、奈良女子大学に行くか、鹿に鹿せんべいを上げるかで悩みましたが、鹿せんべいにして、途中、購入しました。
しかし、その選択は間違っていました
午後になったら、鹿がいないのです。
興福寺の周りにいない。
いても座り込んで、見向きもしません。
唯一いた3頭は観光客を3頭占めして食べ放題。
私がおせんべいを差し出したら、匂いを嗅いでプイッとされました
なんてことでしょう!!
コロナ渦の時は、鹿せんべいを買っているとブラウスをかじられ、鹿せんべいを持っているとお尻をかじられ、かなり積極的だったのに。
興福寺の境内に入っても鹿は居ませんでした。
鹿に鹿せんべいをあげるのは午前中が良いようです。
あおによしの時間もあるので、諦めて
近鉄奈良駅に向かいます。