TOKYO2020 陸の格闘技 | 鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。

 

  800m・1500mの中距離走~ 昔から「陸の格闘技」と言われています。

 

  オープンコースでハイスピードの展開となるため、ぶつかり合い、接触・転倒等が絶えず、遠慮してたらとうてい闘えない。エルボー上等!密集する中で前の走者のスパイクが脛に当たり血だらけになる~みたいなことも当たり前。

 

 さらには、逆に牽制してスローペースになることも少なくないので、その密集度が増し、リスクも高まります。今回も男子800mや女子1500mで転倒がありましたね。

 

 ほかの選手の転倒に巻き込まれてしまうことも普通にありますが、不可抗力としてそのまま流されてしまう場合と、妨害を受けたと認定されて救済(次のラウンドに進出)される場合とがあります。その境界はけっこう微妙です…。

 

 醍醐味はラスト勝負。

 そしてそのラストスパートに入る前の集団内でのポジショリング(位置取り)が見どころです。抜けている選手はやや後方から大外をまくっていきますが、先頭集団の中で、最短距離を取ろうと内側に入ったところで外側を塞がれて「ポケット」されたり、前を抜こうとしたところで幅寄せ(ブロック)されたりと、格闘技!としての見どころ満載です。

  昔はレース後に本当にケンカしている選手もいましたが、今はさすがにそこまではしなくなりました。

 

 日本は、短距離と長距離はまずまずなのに、この中距離種目では歴史的に世界的な実績がほとんどありません。今回も女子1500m以外に代表を送ることができませんでした。その女子1500mも代表選出は史上初なのですが。。。

 

 ただ、男女ともに今年は日本記録を更新していますし、今年の高校総体(インターハイ)では驚くほどの好記録が続出するなど、先々に対する期待は持てます。ほんの少し前の国内ランキング1位くらいのタイムでは、今はランキング10位以内に入るのがやっとみたいな状況になっているのは良いことですね。