大阪国際女子マラソンに、男性のペースメーカーが着く!そうですね。(1人は、川内選手!)
男女混合レースと女性のみのレースとでは少し記録の扱い方が違うのですが、細かいところはクリア出来るようです。
今回はコロナ禍で外国人ペースメーカーを呼べない…ことが要因でしょうが、男性を使うとは良く考え付いたというか、思い切ったものです。
日本新記録ペースで設定されるのか!?
昨今は、一般の大会にも主催者が用意したペースメーカーが着くことは珍しくなくなりました。サブ3とか、サブ3.5/4/5とかとか、ペースをコントロールしてくれるのは非常に有難いことです。
ただ、こういうペースメイクは、実はクレームも多く、労力の割には報われない、大変なお仕事でもあります。
そもそも、ペース配分には~
(1)前半型
後半は疲労から少しペースダウンすることを織り込み、前半に貯金をしておく。
(2)イーブン型
終始、ほぼイーブンで押し切る。
(3)後半型
前半はやや抑えて力を溜め、後半、その余力を振り絞ってペースを上げる。
~と、ざっくりでも3つの型があるわけです。
で、これはペースメーカーがペースメイクする場合も同じことです。作戦というか戦略というか、どれで行くか―です。
これは、ペースメーカー個々がその時の状況と、自分の経験やスキルをもとに判断します。参加者に対して事前にゆっくり詳しくそれを説明するような暇もないので、すべては号砲が鳴ってから!になるわけですね。
ここで、それじゃあ、後ろに着いて行こう、連れて行ってもらおう!というランナーとのミスマッチが生じることがあります。つまり、(1)~(3)のどれかで、ペースメーカーとランナー個々の思惑が一致しないことが普通に出てきます。大勢着いてくればなおさらですね。
ペースメーカー的には、スタート時の混雑・のろのろを考慮して、あえて(3)としたり、スタートロス分をグロスで取り戻すべく、終始、少し速めに展開することもあります。
また、(1)の場合、どのくらいの貯金をするのか(30秒?1分?2分?)とい認識の違いもありますね。
さらには、距離表示に合わせて正確なラップを刻んでいたのに、ランナー側のGPSで示されたペースと一致しないこともあります。(GPSである以上、これはあって当たり前)
サブスリー!とかいっても、ギリギリ数秒切ることを目指すのか、58分台くらいで余裕を持ってフィニッシュするのかによっても違ってきます。
そんなこんなで、終始イーブンで、ギリギリ目標を達成してくれるのだろうと勝手に思っていると、とんでもない目に遭うこともあるわけですが、それがペースメーカーへのクレームという形で出てくるのは大変というか、残念なことです。
そもそもでは、ペースメーカーのペースコントロールのスキルということもあります。特に大学生なんかの場合、経験不足と、5分/kmとか、そういうゆっくりペースで走ったことがない…みたいなこともあり、序盤からなり途中からなり、大暴走(ペースブレイク…)することも。本人は気持ち良く走っていたが、後ろを振り向くと誰もいなくなっていた…とかいう笑えない笑い話も、、、
そういうことで着いていく側としては、大原則として、あまり過度に信用しない・頼り過ぎない~たまたま相性が良く上手く引いてもらえたらラッキー!くらいに考えて、だいたいの指標としてのみ有効利用していくと良いでしょう。
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たった今、関根花観選手、引退のニュースが!!
ランニングフォームが合理的&美しい選手で、ミドル・シニアの講習会時に写真をお手本に使わせていただいたこともありました。
まだ若いだけに、セカンドライフも頑張ってもらいたいですね。