東京マラソン その2 | 鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。

 年の瀬の某業界パーティーで、藤原新選手がゲストとして挨拶をする機会がありました。

 要は「スポンサーを探していますので、よろしくお願いします」みたいなことで。。。


 ちょうど彼の担当トレーナーさんも会場におられたので、酔った勢いもあり、前河洋一先生とともに「なんですか、あのショボイ話は!んなこと言ってないで、歯を食いしばって頑張ってまず結果を出さないと!スポンサーって…な~にがプロですか!甘ったれてないでもっとしっかりやれ!と伝えておいてください!!」と余計なお世話。


 トレーナーさんは、「あははは、伝えておきます」と受け流していましたが、当日、ビッグサイトでお会いしたら、本当に伝えてくれたそうです。い、いや、別に本当に本人に言わなくてもよかったんですが。。。


 まあ、そんな話で発奮したわけでもなんでもないでしょうが、まさに背水の陣で、良い走りをしてくれました。「三振かホームランか」と言われ続け、今回もスパートが早かったので、果たして最後まで持つのかハラハラでしたが、、、持ったどころか最後の最後、グイと上げられたのはすごかったですね~。



 プロフェッショナル・ランナー

 

 実業団選手も、ある意味プロみたいなもんですが、契約期間中は勝っても負けても普通にお給料は出ます。まあ、3年くらいは誰でも(結果が出なくても)安泰ですね。

  

 それに対し、真のプロは、(1)レースの賞金(2)レースの出場料(ギャラ)(3)スポンサー契約~で食べていかなければならないので、レース1本ごとにその評価が変わっていきます。このあたりは、プロ野球やJリーグよりも、ゴルフに近い形態ですね。


 藤原くんのように、ホームランもデカいが三振も多い選手は、賞金の獲得率も低く、レースに頻繁に招待されるほどでもないので、スポンサーが頼りになるのは確かです。が、世界を目指してプロの道を選んだ以上は、賞金とギャラで食っていく覚悟がないと、なかなか厳しいですね。~まあ、今回の成績で、スポンサーさんも、むこうから寄ってくるかも知れませんが。


 まだプロとしては甘ちゃんのところもちょっとある藤原くんですが、それでも今回はさすがにギリギリのところでの闘いでしたし、それこそぬるま湯と言われても仕方ない実業団選手とは訳が違います。そういう必死さが結果につながったというのは、一皮抜けた感もありましたね。



 皇帝ゲブレは、「日本のマラソンは文化」と持ち上げてくれましたが、これは裏を返せば「アフリカのマラソンは生活の糧」だということでもあります。必死さが違います。。。


 欧米のマラソンを1本勝てれば、本国なら一生食べるのに困らないほどの大金を手にすることもでき、まさにアフリカン・ドリームがそこにあります。貧困からの脱出の手段ですからね、日本の実業団とは訳が違い過ぎですね。