コース変更、制限時間・定員拡大で、大衆色が少し濃くなった北海道マラソン~今年はずいぶんと涼しい中で、安全!?に行われ、全般的にタイム水準もまあまあだったようですね。
道知事さんが3万人マラソン構想(制限時間7時間)を打ち出し、その手始めとして制限時間は4時間→5時間となり、それだけ多くのランナーが出場・完走のチャンスに恵まれるようになったわけですが、これにはいろいろ複雑な事情が絡みます。
北海道の中堅ランナーさん達にとっては、昨年までの「真夏の耐暑マラソンを4時間以内で完走するぅ!」というのは1つのステイタスになっている部分もあり、そこを目指して年間を通して頑張ってんだ!と言っても過言ではない人もたくさんいます。5時間とか7時間じゃ、拍子抜けしちゃうってわけですね。
もちろん「拡大」によって恩恵を被る人もいるわけで、ここ数年の国際女子マラソンのような動向も含め、いろいろなお考え、スタンスがあるわけです。難しいところです。
ただ、8月の耐暑マラソンということを考えると、制限時間7時間でビギナークラスをたくさん集める、というのがどうなのか?~という重大な問題もあります。今年はたまたま涼しかったですが、例年は冗談でなく熱中症で途中からバタバタ倒れる人が出てくるような危険な面ももった大会です。4時間レベルの人でもそうなのですから、本当に3万人;7時間でやっても大丈夫なのか?というのがありますね。北海道だから涼しい―なんて、勝手に先入観で決め付けて出ると、マジで大変なことになります。
それなら時期をずらして…というわけにもいかないのが北海道マラソン。そもそもが陸連が夏マラソンの強化指定をしているレースですので秋にやったら意味がありません。。。日本陸連は「北海道」は暑さ対策、「長野」(4月)は一般普及~と、棲み分けをしています。「北京」で高温・高速レースの前に手も足も出なかった…という事実を踏まえると、これはどうしても外せないでしょう。
そんなんでこんなんで、いろいろな可能性を含みながらも、ちょっと先読みのできない北海道マラソン。
涼しいと市民ランナーは喜び、陸連は困る…果たして来年は?