昨日文化の日は某金融機関主催のテニス大会に参加してきました。
この大会は参加費無料、おたのしみ抽選会あり、さらにお弁当つきという大会です(^^)
ということで公式戦ではないにもかかわらずで大人気で参加人数150人近く・・・
レベルのほうも各県の強化選手がぞろぞろ・・・
会場にはテレビカメラとインタビュアーがいるし、
とてもとても非公式戦には思えません。
まあこの大会が某地方金融機関のCSR活動の一環らしく結構豪華な大会なんです。
でも子供をこの大会にエントリーさせたのはお弁当や抽選会目当てでもなく、この大会がハードコートで行われるためでした。
実は子供はハードコートの経験がない・・・
普段の練習はクレーコート中心だし、普段の試合はオムニコートばかりだし、ハードでやる機会がないんです。
コーチのアドバイスでハードを経験したほうがいいということでのエントリーでした。
開会式のあと試合開始!
子供は2試合目に入っており、ドローを確認すると相手は・・・初めて見る名前。
ネットで検索すると・・・なんと隣県の12歳以下強化選手で県の公式戦では第2シードに位置する強敵・・・
これは厳しい・・・かも???
試合が始まるといきなり強烈なサーブに威力のあるストローク・・・
テクニックもありさすが強化選手!子供にとっては厳しい相手です。
しかし何とか1ゲーム目をブレイク、2ゲーム目をキープ・・・
子供のストロークも通用しているけど、相手のミスにも助けられている・・・
しかし目が覚めたのか3ゲーム目は凄いサーブ連発で1球もまともにラケットで捕えられず2-1
子供のサーブゲームも強烈な打ち込みであっさりブレイクで2-2
5ゲーム目は相手のサーブに慣れたのかきちんとレシーブできてストロークモードで勝負。
ストロークの力はあまり変わらないのでポイントは取れてなんとかブレイクバック3-2
続く6ゲーム目の子供のサーブは打ち込めないところにコントロールし、ストローク戦に持ち込む。
そして最後は競り勝ち4-2で初戦突破!
なんと隣県の強化選手を破る金星でした。
2回戦は県内の小学生でした。
しかし大きい・・・子供は相手の肩くらいしかない?
でもそんな相手にも子供は果敢に攻めて打ち負けていない・・・
しかしあと少しのところでゲームを落とす展開で1-4
でも中盤から子供のギアが一段上がってゲームを連取して5-4と逆転。
しかしここから相手の戦術が変わる・・・
高く深くボールを打ち上げて子供にボールに触ることすらできなくさせる・・・
実はここのコートの後ろ側のスペースは普通のコートより狭い、そしてボールが弾むハードコート。
小さい子に対しこのボールを打たれたら遥か頭上を越えていくのでなす術がありません。
残りの2ゲーム連取されて5-6で2回戦敗退でした。
ここのコートで小さい子に対し高いボールを打ったらこうなることは周知の事実なんです。
だからここのコートでは普通は小さい子供相手にこのボールは多用しないことが暗黙のルールみたいになっていたんですね・・・
しかし今回はラケットの面が上を向いていて、サーブレシーブもストロークも全て高いボール・・・
完全に意図的にやっていましたね・・・
オムニコートやクレーコートなら勝っていた可能性は高いでしょう。
悔しい結果になりましたが、ハードコートを経験できたのは良かったです。
とりあえず子供には
”あれは仕方がない。悔しかったらもっと大きくなれ!”
”あとライジングで処理できるよう練習しなさい”
って言いました。
有言実行、口は災いのもと、言霊・・・
言葉・・・つまり声って自分自身や周囲に影響し変化させる力を持っていると思います。
あ・・・目は口ほどにものを言うということもありますが、やはり声って単なる音じゃないと思います。
それはテニスの試合でも感じること・・・
下のレベルではそうでもないけど、公式戦に出て勝ち上がる子は例外なく声を出しています。
”カモーン!”、”シャーッ!”、”ヘイ!シャー!!カモーン!!!”
多分自らの闘争心を表に出しているのか、自分を鼓舞する意味なのか?
中には自分の駄目だしを声に出す人もいますが・・・(^^;)
ただ何れの場合も、声を出した後のプレーは凄く力強く精度も上がってポイントする確率が高い・・・
先日の子供の試合も5-5まで追いつて流れは完全に子供のペースだったのに、
相手がポイント毎に”シャーッ!”と大きな声で連呼するようになって
その後は2ゲーム連取されて負けたんですね・・・
不思議なことにその時は相手のボールがネットに当たっても子供の側に落ちたり、
子供がそれまでミスしなかった簡単なボールもネットに掛けたり・・・
完全に流れというか勢いが変わりました。
そのきっかけが今考えると声だった・・・
声の力・・・侮れん・・・(^^;)
実は子供のテニスは静かです・・・
おとなしいです・・・
公式戦でも黙って黙々と試合を進めます・・・
まあ最近はセルフジャッジやカウントコールではきちんと声を出しますが、
以前はそれもほとんど聞こえない小さな声でした。
もともと闘争心があまりなく、他人と競うことが苦手なタイプ。
ふざけて大きな声を出すことはありますが、闘争心で声をだすことも自分を鼓舞する声も出しません。
試合中大きな声を出すのを恥ずかしいと思っているようです。
まあ闘争心を相手にぶつけることは良くないと思いますが、自分を鼓舞する声は出すべきだと思います。
それによりテニスが良くなるのであれば・・・
多分同じくらいの実力の子では声の力で明確な差がでるでしょうし、
実力が劣っているときでも、もしかしたら互角に戦えるかもしれません。
声の力を取り入れてもいいんじゃないかな?
ということでこの1週間、ゲームで重要なポイントのとき声を出すように言ってました。
が・・・声が出せない・・・(^^;)
やっぱり恥ずかしさなのか、なかなか出ません・・・
意識しすぎてプレイにま影響が・・・(^^;)
う~ん・・・声なんてなんともないことだと思うんだけどな~
昨夜二人で大声でカモーン!と叫んで練習しましたが、
子供は泣いちゃった・・・(^^;)
子供にとっては一大決心が必要なことのようです。
でもカモーンって言うことは慣れたみたいです。
さてさて・・・実際のゲームでできるか???
声の力を味方にできるか???
