グッド・ジョブエピソード0 留学編48 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

「あ、あの図書館の爆弾を1人で処理した男ですか!?」

「ああ、そうだ」

「ハッ」 

ミッチェルは亮に敬意を表し背筋を伸ばした

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亮はパティに電話をかけた

「今夜そっち行っていいですか?」

「いいけど、私じゃなくておばあちゃんに用があるんでしょう」

パティは祖母のアリスばかり大事にしている亮に

へそを曲げていた

「別にそう言うわけじゃないけど」

「それで何の用?」

「食べて欲しいものがあるんだけど」

「ふう、いいわ来て」

パティはため息をついて答えた

「たまにはデートに誘ってよ」

パティは独り言を言った


パティの家に行った亮は

黄色いイエローボールをパティに渡した

「何?テニスボール?」

「いいえ、ライスボールです。みんなで食べてください」

「あ、ありがとう」

パティは突然渡されたおむすび持って首をかしげた

「ああ、ローラの彼のデビッドのお父さんのレストランで販売するんです」

「そう」

パティはニッコリと笑った


「それで、今から食事へ行きませんか」

「でも突然言われても・・・」

「だめですか?」

亮はパティの顔を覗き込んだ

「行っていらっしゃいよ、パティ」

母親のリンダが優しく言った



「わかったわ、ちょっと待って着替えてくる」

「すみません」

パティは微笑みながら階段を駆け上がった

亮はそれを見てアリスの座っている足元に膝まついた

「アリス具合は如何ですか?」

「ええ、膝の痛みがずいぶん取れたわ」

「ああ、むくみが取れてきましたね」

亮がアリスの膝を触るとアリスはホッとした表情で亮の顔を見た

「ありがとう亮、パティをデートに誘ってくれて」

「あっ、いいえ。別にデートではないんですけど食事を一緒にと思って」

亮は顔を赤くして言い訳をした

「亮、あの子はあなたの事が好きなの楽しい夜をすごしてね」

「亮、今夜は帰ってこなくていいぞ」

アリスが言うとパティの父親のジョンがうなずいて笑って言った


「いや、食事を終えたらパティを送り届けます」

「まて、亮。パティにたっぷりと酒を飲ませて酔わせてキスをするんだ

 まず最初は軽いキスで舌を入れちゃ行かんぞ」

ジョンが一生懸命説明すると

「あなた、いい加減にして!」

リンダがジョンのお尻を叩いた

「そんな事教えなくても大丈夫よね、亮上手そうだもの。これ!」

リンダは亮にコンドームを渡した

「日本製より大きいけど・・・大丈夫よね」

リンダがあまりにも真剣に話すので亮は一歩下がった

「ああ、あまり期待しないでください」

亮が3人を落ち着かせようとしていると

「お待たせ」

パティが階段を降りてきた


「すみません、お騒がせしてしまって」

「ううん」

亮が謝るとおしゃれをしたパティは笑顔で答えた

2人が車に乗ると

「僕はもうすぐクリスマスなので日本に帰らなくちゃいけないので

 今日食事に誘いました」

亮はハンドルを握ったまま頭を下げた

「ああ、こちらでクリスマスをしないのね。みんな楽しみしていたのに」