グッド・ジョブ 媚薬 5部3 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

奈々子は新会社の設立メンバーが栄三郎に会えば

仕事がスムーズに進む事がわかっていた

「そうですね」

亮が一刻も早く話を進めなくてはならなくなっていた。

ブルックと倉沢奈々子はハグをして挨拶をし

2人はとても気が合いステージの話を順調進めていた

「亮さん」

マネージャーの天知理沙が女性を連れて来た

「はい」

亮が返事をすると

「私のアシスタントをしてくれる棚谷綾子です」

「棚谷です。よろしくお願いします」

綾子が亮に丁寧に挨拶をした


「天地さんを助けてがんばってください」

「はい」

綾子は元気に返事をすると理沙が報告をした

「明日のオープンのすべての準備が出来ました」

「理沙さんあまり手伝えなくて申し訳ありません」

「はい、大丈夫です」


理沙は亮にお酒の在庫、料理の食材、明日からのホステスの出勤簿、

備品まですべてチェックしてそれを見た亮は有能な理沙に感心をしていた

「理沙さんホステスの皆さんが使うオーデコロンが出来上がってきました」

「えっ?みんな同じ香なんですか?」

「いいえ、あります。静、懐、動、誘の4種類に分けてあります

静は静かで落ち着いた香りそこかで嗅いだ事があるような懐かしい香り

信は心が落ち着いて相手に安心感を持たせる香り

誘は人を誘惑する時の香りにしてみました。


更衣室に置いてそれぞれ自分の好みの物を使うように言ってください

「はい、分りました、失礼ですが効果はあるんですか?」

理沙は不安そうに亮に聞くと

「あはは、1週間内のリピーター率が50%以上あったら、効果ありと考えましょう」

真剣な顔で理沙を見つめる亮の魅力的な目で理沙の心臓の鼓動が早くなった

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亮はブルックと奈々子と怜奈と別れ、歌舞伎町近くの飯田の経営する

中華料理店で会食をする事になった。

飯田に日曜日の夜の話をすると驚いて改めて亮に聞きなおした


「本当に一晩でそんな事があったのか」

「ええ、東京タワー爆破、新型ウィルス、東証爆破、日本は

 危なくなっています」

「そうだな、まったく日本人は能天気だ。雇用率が下がっているなら

 公務員の警察官を増やして徹底的に犯罪を減らして

裏の世界に流れる金を減らせば年間5000億円の経済効果がある」


「そうですね、税収が500億円以上増えるでしょうね。

 日本は先進国で1番公務員が少ないですからね、

 組織改革をすれば増やせます」

「亮、おまえさん。こんなビジネスをする器じゃないもっと

大きな仕事をすべきじゃないか」

「飯田さん、僕にとって仕事が小さいとか大きいとか関係有りません

がんばれば小さな仕事が大きくなります。キャバクラも

 スポーツクラブも基礎とシステムがしっかりしていれば」

「わかった、ありがとう」


飯田は亮の手を握り締めた。

仁美と綾香のテーブルでは直子、智子、葉子、裕子、美喜が囲み

亮のテーブルには飯田と森と一恵、小妹、蓮華、桃華、

マギーが取り囲んでいた


亮は立ち上がりみんなに挨拶をした

「昨日はみなさん、お疲れ様でした。みんながこっちの世界から僕を

呼んでくれたおかげで僕も死なずに済みました」

みんなが亮の顔を見て涙ぐんでいると

「綾香ちゃんが手を握ったからでしょう」


小妹が冷やかすとオドオドして亮は

「さあ、みんなで好きなもの食べてください」

「はーい」

「あれ?怜奈は」

一恵が周りを見渡すと

「彼女はブルックと一緒です」

「あっ、そうか」

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「綾香ちゃんかわいい」

葉子が綾香のプルプルのホッペタを指で突っついた

「私も子供が欲しい」

美喜が綾香を抱き上げ隣のテーブルの亮の顔を見た

「ねえ、綾香ちゃんきっと美人になるからタレントかモデルにしようよ」