官能小説 グッド・ジョブ 媚薬 花達の復讐 94 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

亮はブルックに声をかけ美咲と3人で東京へ向った

「美咲さん、ブラウン捜査官は?」

「無事到着して樫村さんが送り届けたわ」

「では明日、予定通り会議を」

「ええ、今夜動きがなければ」

「今夜は荷物の運び出しは無いと思います、まだ製造過程でしたから」

「そうなの」

「ええ、たぶん続きの作業に誰か来るはずです」

「わかったわ、そのように指示します」

「ところでブルック作曲はどうでした?」

亮がブルックに聞いた

「お陰で2曲出来上がって楽譜にしたわ」

「すごい!」

「ええ、日本に来て良かったわ、どんどん曲が頭に浮かぶの」

「ブルック、昨日ロイと話をしたんだけどRRレコードは

 映画にも進出するそうです」

「素敵!」

ブルックは後の席から亮の肩を握った

美咲は今日のエリック達の行動を亮に報告した

「ハトバスの1日都内観光か、やつらのターゲットが見えないですね」

「ええ、東京駅から皇居、国会議事堂、銀座、東京タワー、浅草。

 奴等は何かの下見かしら、それとさっき7時半頃ボンハウスに3

 人で入ったようよ」

「美咲さん3人ですか?」

「ええ、エリックとボビーと麻実」

亮は美喜に危険が無い事を祈った

8時過ぎに都内に戻った亮はブルックをホテルで降ろし

ボンハウスへ向った

「亮、ブルックを一人にして良いの?」

「今夜はメイキャッパーのサラとオリビアたち最後の夜で一緒に

 食事をするそうです。それより美咲さんエリックの顔を一目

 見たら帰ってくださいよ」

「OK」

亮は車を駐車に入れると

「林玲、様子はどうですか?」

「うん、マギーはハリーとステーキハウスでデート中、

エリックとボビーと麻実がボンハウスに向ったわ」

「今から僕もボンハウスに入ります」

「メイクした?」

「あはは、今からします」

亮は電話を切るとファンデーションをバックから取り出した

隣にいた美咲が

「ど、どうしたの亮」

「エリック達に顔を見られるとまずいので、ラテン系に変身です」

「うふふ、面白い。これは普通の警察には絶対できないわ」

亮がブルーのコンタクトをつけると

「どうですか」

「うん、うん。どう見ても外人」

「じゃあ、行きましょう」

亮と美咲が腕を組んでボンハウスに入って

テーブルの前に立った

亮は回りを見渡しエリックを見つけ

「美咲さん9時の方向にエリックとボビーがいます」

美咲がエリックを確認すると亮の方を見てうなずいた

「エリックが肩を抱いている女性が一文字の女で麻実です」

「彼女ずいぶん疲れた顔をしているわね」

「一文字の命令でしょうがなしに一緒にいるんでしょう」

「はあ、また一文字のせいで傷つく女ができた」

「そうですね、美咲さん確認したら帰ってください」

「あら、私じゃま?」

「そうじゃなくて、稲敷の工場の件でいつ連絡があるかわからないからです」

「うふふ、わかっているわよ」

美咲は亮にキスをして帰って行った

するとすぐに媚薬の効果で明美が隣に立った

「こんばんは亮、今日も来たのね」

「ええ、一応。名前覚えていたんですね、明美さん」

「あなたも覚えていてくれたのね」

「はい」

「昨日の綺麗な外人の彼女達は?」


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