獣医鷹子 31 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

車の中で御神亜子

ユウが盗聴をし

「仁」ユウが言った

「やはりなあ」

「どうして、ジャパン電気

あんな人事したの」

「別に、週間後の火曜日

までの命だからな」

「それより、ユウお前どうやって

ホテルに盗聴器をつけたんだ?」



「知り合いが2人いたから」

「ユウちゃんって何なの」

亜子が言った

「元関東最大のレディース

極楽蝶のリーダーだよ」

「ああ、私も聞いたことがある

極楽蝶、解散したんでしょ」

「その時のメンバー2千人が

今だに交流があるんだよな」



「うん、COCOにもいるよ。ナオちゃん」

「あっ、そうなのあの娘そういえば、

ユウちゃんに挨拶していた、すごい」

「解散の時、女だからってバカ

にされないように、ちゃんと

職を持ていて2千人の女の子の

仕事を探したんだ。それで、

うちの人事課に来て放り

出された時に初めて会って」



「仁に随分助けてもらったわ。

今まで5百人以上も、いまでも

仁の部下が独立すると雇って

もらったり、美容師の娘が店を

持ちたいと言うと投資してくれたり、

学校へ入る時の保証人にも

なっていてくれている

奨学金も出してくれているの



「解散後それでも、極楽蝶は

活動していると言うより増え

続けている」

「えっ、暴走族が?」

「いいえ、女性だけの

コミュニティサイトパピヨン。

そしてツーリングクラブ極楽蝶」



「あっ、そうか」

「もっとすごいのは、

2千人の女性の彼氏を動かせば」

「4千人になるわね」

「ごめんなさい、ユウさん。

私も仲間に入れて欲しい」

「うふ、良いわよ。ねっ仁」

「もちろん」

亜子さん。銀座の

クラブ胡蝶知っている?

ええ、もちろん。どうして」

「うちの店だよ」

「仁さんの」

「ええ、ホステス全員仲間」

「だから、お店の名前が胡蝶、

他にも六本木の蝶、

キャバクラパピヨン、

和食蝶屋、居酒屋蝶々、

美容院チェーンのあげは、

そして女性人材派遣会社アフライもね」

「すごい」

その夜、御神と中村と高橋が

和食蝶屋のVIPルームにいた。

「そう言うわけで、稲元には


窃盗と横領の容疑がある

もう一つCOCOM違反の容疑だ

COCOM?」

ああ、今回シュスコ電気が大量に

コンデンサーを中国に輸出

しようとしている



「それがCOCOM違反?」

「そのコンデンサーは直流電気の

安定させるためにミサイルに

つけると命中率が上がる」

「なるほど」

「代議士が絡んでいるけど大丈夫かな?」

「大丈夫ですよ。我々は警察庁直属ですから、

それに久保田さんはそろそろ終わりでしょ」


「あはは」

「じゃあ、裏を取って逮捕の方頼む」

「ええ、大丈夫です。

検察の方も動かしています」

FBIが動く前に逮捕しないと」


つづく