獣医鷹子 23 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

高橋と沙良がつけた岩崎と斉藤と片岡ら


3人は銀座のクラブ胡蝶へ入って行った

「助かった、胡蝶だ」

「うん」

「ここね御神さんだろう、


学生時代は御神さんの会社でアルバイトしていてね


よく知っているんだ」

学生時代から銀座のクラブ来ていたの



「いや、掃除のアルバイト」

「あはは」

「ホステス全員元レディース

極楽蝶のメンバーだろう」

「うん」

解散した時に彼女達の

就職の手伝いをしたんだ」

「どんな?」



「おやじに頼んで警察官になりたいと

言う何人か娘の身元保証人に

なってもらったんだ」

「お父さんって」

「元刑事局」

「すごい」

2人が店に入ると

「いらっしゃい、高橋さん

御神さん来ているわよ

ママのさやかが言った

高橋と沙良は笑った「あはは」

高橋はさやかの耳もとで囁いた


2人は3人が見える奥の

ボックスに案内された。

「沙良さん潜入捜査だ」

OK」

沙良はさやかと更衣室へ行った

戻って来た沙良はミニ赤い


ドレスに着替えてきた



「わー色っぽい、似合うよ」

「私、あそこへ行ってくる

「うん」

「やー銀座のホステスは

美人ばっかりだね」

「ところで岩瀬さん、夜のほうは」

小指を立てた

「ここの娘ですかね」


「いや、ここの娘は無理ですよ

次の店で紹介します」

沙良は3人のボックスへ座った

「はじめまして、かおるです。

お名前教えて」

「岩瀬です」

「斉藤です」

「片岡です」


かおるが水割りを作り始めると

「岩瀬さん、明日11時大丈夫ですね」

「ああ、大丈夫だ。

銀行が部屋に持ってくる」

「そうですよね、

3億5千万ではかなり重いでしょうから、

その時に株券をお渡ししますから」

「よろしくお願いします」


「岩瀬さんお金持ちなんだ」

「そうだよ、仙台の大地主なんだ」

「じゃあ、かおるちゃん

今晩飲みに行こうかね」

「わあ、嬉しい」

「無理だろう、

閉店まで待たなきゃだめだろう」

「大丈夫よ、ママに聞いてくるわ」


沙良は高橋のところへ行った

あした、株取引やるわ」

「わかった課長へ連絡する」

「私、今からおじいちゃんとデートするから」

「うん、気をつけて」

「それだけ?」


9時過ぎに、沙良と岩瀬たちは出ていった。

その後を待機していた内田と平本がつけた

4人は赤坂のパブへ入り


そこは韓国系の女性でいっぱいだった

「ここで歌でも」

「邪魔なようね、私」


つづく