官能小説 グッド・ジョブ~媚薬~139 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

「うん」

「当社の株の方はお任せします」

「わかった。もう少しだがんばれよ」

「ところで、4人の扱いは」

「今から緊急役員会を開いて、

川野常務は解任、窃盗と横領で告発」

「小川所長も窃盗で告発、

三井と島田は逮捕されているな」



「はい」

「松田君は左遷でいいか。はい」

「はい。松田さんは最終的

にはすごく協力的でした。感謝します」

「告発状は弁護士方からさせるが、何処にする?」

「僕の方で」

「任せる」

「はい、森田の方は

来週火曜日以降逮捕されますから」



「わかった。帝国製薬販売の

ほうは総入れ替えだな」

「ええ」

「これが終わったら、

マテリアのオープンとファンションショーか」

「はい、それとお風呂のサンプルが

来週で来ます。資金の方お願いします」

「おお、そうか」



「コラーゲンの方はこちらで出来ていますから」

「うん、他に欲しいものは?」

「はい、今回協力してくれた

森さんに仕事を紹介してください」

「うん、解かった」

「はい」



「おい、たまにはお母さんの所へ顔をだせよ」

「はい」

「それと、銀座の店の飲み代

僕の方で払っておくから」

「ええ、いいんですか?」

「なんか、ママさんたちがお前を

応援するそうだ」

「はい」

そう言って亮たちは役員室を出た



「亮、あれがお父さん」

「うん」

「素敵だね」

「ありがとう、そう言っておく。あはは」

「うちの会社の何なの?」

「大株主だよ、と言うか。

元々ご先祖様が薬をつくっていたから」

「例の媚薬?」

「うん」

「じゃあ、亮はオーナー一族?」

「うん、そうかな」



「親父、社長にでもなるのかな?」

亮は被害届を弁護士と伴に

美咲のところへ持って行った

「受理したわ」

「すぐに逮捕します」

「川野の居場所わかりますか?」



「今は取締役会に出ていますから」

「リプトンホテル1021号室、

自宅は世田谷です。

ほとんど戻らないようですけど」

「じゃあ、すぐに」

「小川所長の方は?」



「潜伏先は判っているから、逮捕状が出れば」

「わかりました。お願いします」

「連絡するわ。亮」

つづく