第19回 クラブウルトラ 完走記②
土佐市に入って、前が見えだした。
土佐市を抜けるころには、追いつけるような
感じがした。徐々にではあるが、背中が大きくなってきていた。
ヘワのローソンでは、追いつくことができその先の佐藤さんも
見えていた。ところがそこまでだった。
そこからは、左足の痛みが出てしまいペースダウン。
思うように走れなくなってきた。
須崎市に入る名古屋トンネルの坂は「あえい」でいた。
トンネルを抜けると下りになるが、この下りが特に痛みが増すのだ。
やりようがない状態で、口に出すしかない。
「くそー」「どうした」時々こうして、自分を鼓舞した。
須崎市の市役所に着くのが遠くて嫌になりかけていた。
しかし、市役所で時計を見てみると『3時間17分』だった。
まあ、そんなに遅いタイムでもない。
そんなに思うと、気が楽になる。その下りでチーム宇田に
抜かれてしまった。そこからは、追いつくことも出来なかった。
須崎の街中で声をかけて頂いた。
良く見るとうちの卒業生だった。有り難いことだ。
道の駅を過ぎて、登りにさしかかった。ここまで、一度も
歩いていないので絶対歩かないと決めていたので痛みに
耐えて、スローペースで走った。
安和海岸が見えると下り出す。これが、また左足が痛む。
左足を引きずりながら下る。
そして、安和。ここから、焼坂だ。
大した距離ではないが、この時間になると長く感じてくる。
焼き坂トンネルでは、朝1時に出た森岡さんを捕まえた。
少しだけ一緒に走った。トンネルを出ると奥さんが待っていて
立ち話をした。その間に千夏さんに抜かれ先行された。
ここから久礼の街中までもかなり時間を要した。
まるで歩いているかのようなスピードだったのだ。
つづく












