大人が読んでも、十分に読み応えのある、幼年海洋文学の古典です。
小さなチムがこっそり船に乗り込み、嵐で船が座礁してしまうというハラハラ、ドキドキの連続です。
チムとゆうかんなせんちょうさん
エドワード・アーディゾーニ 作
せたていじ 訳
福音館書店
船乗りになりたくてたまらないチムは、こっそり船に乗り込み、船員として働き始めました。ただ乗りだったので、船長さんにひどく怒られて、つらい仕事をこなしながら毎日を過ごします。
チムが泣いたりしていてかわいそうになるのですが、だんだんと信頼をかちえていくチムです。ある日、嵐で船は座礁してしまいます。とり残されたチムと船長が、これで最後と覚悟した時に船長は言いました。
「やあ、ぼうず、こっちへ こい。なくんじゃない。……なみだなんかは やくにたたんぞ」
成長することへの子どもの憧れと、それに応えようとする、まぶしいほどの大人の輝き。ちょっと厳しい所もあるのでは?と思いながら読んでいたのですが、作者が35才の時、心をこめて5才の息子に語った作品だと知って、愛情があってこそ厳しくするんだなと思ったりしました。
5歳ぐらいの子どもたちは、チムの気持ちもよくわかるし、大冒険に行ってみたいけど、ちょっとこわい気持ちもよくわかる❣️
ここから児童文学へと続いていきやすくなりますよ
『絵本屋くらむぽん』
絵本とおもちゃと勉強で
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絵本のひろば
次回は8月24日(土)
大阪の豊中市で開催します
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