走的抑圧

明け方はどんよりとしていましたが、昼過ぎから晴れました。

でも、すっかり秋の空気ですね。


地方自治法第234条【契約の締結】

① 売買、賃借、請負その他の契約は、一般競争入札、指名競争入札、随意契約又はせり売りの方法により締結するものとする。


② 前項の指名競争入札、随意契約又はせり売りは、政令に定める場合に該当するときに限り、これによることが出来る。


③ 普通地方公共団体は、一般競争入札または指名競争入札(以下本条において「競争入札」という。)に付する場合においては、政令の定めるところにより、契約の目的に応じ予定価格の制限の範囲内で最高または最低の価格を持って申し込みをしたものを契約の相手方とするものとする。


 ただし、普通地法公共団体の支出の原因となる契約については、政令の定めるところにより、予定価格の制限の範囲内の価格を持って申し込みをした者のうち最低の価格をもって申し込みをした者以外の者を契約の相手方とすることが出来る。


④ 普通地方公共団体が競争入札につき入札保証金を納付した場合において、落札者が契約を締結しないときは、その者の納付に係る入札保証金(政令の定めるところによりその納付に代えて提供された担保を含む。)は、当該地方公共団体に帰属するものとする。


⑤ 普通地方公共団体が契約につき契約書を作成する場合においては、当該普通地方公共団体の長またはその委任を受けたものが契約の相手方とともに契約書に記名押印しなければ、当該契約は、確定しないものとする。


⑥ 競争入札に加わろうとする者に必要な資格、競争入札における公告又は氏名の方法、随意契約及びせり売りの手続きその他契約の締結の方法に関し必要な事項は、政令でこれを定める。


…法律と言うのは得てして分かりにくく書かれている印象はありましたが、これはボリュームが強かった汗


かいつまんで言えば、こういうことです。

地方公共団体の契約方法には、次の四種がある。


1.一般競争入札

 契約締結に必要な条件(資本金、従業員数、受注実績、印刷機の有無等)を公告し、不特定多数の者を誘引して入札を行い、そのうちで地方公共団体に最も有利な条件を提示したものと契約を締結する方法で、原則的方法とも呼ばれています。

 一見、公平に見えます。一見ね…


2.指名競争入札

 資力、信用!等について適切と認める特定多数の者を指名して、入札を行い、その中で、最も有利な条件を提示したものと契約を締結する方法です。

 「適切」と認める としてますが、どのようにして「適切」を担保するのやら…


3.随意契約

 競走の方法によらないで、発注者が特定の相手方を選んで、その者と契約を締結する方法である。

 発注者と受注者が、仕事に対して真に誠実なら、最も効率的な方法です。そんなことあるわきゃないだろうけど。


4.せり売り

 買い受け者が口頭をもって価格の競争を行う方法である。

 地方公共団体がモノを売るときにのみ使える方法です。買うときにこれをやると「言った言わない」の泥仕合に…


 まあ、仕方ないと言えば仕方ないのですが、公平性を担保するというのはずいぶん手間のかかるものです。法律は上記の四方式(第1項)と、その詳細(第2項~)を定めています。こうすれば、少なくとも消極的には公平性が保てます。公正か、合理的か、有用か、 そういうことは分かりません。


 また、明らかに迅速性を欠いてます。だから天変地異で一刻も早く動かなければならない時は随意契約という裏技を使います。実際はこれですら、意思決定の決裁と、その説明文書がいっぱい必要。関係セクションへの根回し等々、一刻も早く動かなきゃいけないのに何で~ となるので、「アイミツ」というとてつもない必殺技もあるらしいです。

 ※これは明らかに違法です。やらかせば関係者は捕まります。


 現実的には競争入札は、問題があります。何故?

 与えられた条件の中で、(基本的には)価格競争をしなければならない。だから「与えられた条件」=仕様書の範囲内で出来るだけ低い金額を模索する。

 言い方を変えれば、仕様書の不備をついてそこを思いっきり落としてくる。もはやいい製品を提供しようとか言うプロフェッションは存在しません。とにかく受注しなきゃおまんま食べれないの~


 だけどダンピングを防ぐために最低価格も決めてます。だから業者は必死に仕様書の不備を見つけようとする。

 ちゃんとした仕様を作ればいい?そうですね。理論的には。だけどそれには発注先と同じくらいの職務技量が必要になる。それを養成するには… 金がな~い。('-^*)/


 「机上の空論」と言う言葉があります。理論はご立派でも実際には使い物にならない。学校で「ユウトウセイ」と呼ばれていた人たちがやらかしやすい陥穽です。

 運用する職員が完璧なら机上の空論はあり得ません。


 だけど… キチンと練習すればだれでもサブスリーできるビックリマーク と言う位虚しい言葉です。

 人間誰しも彼しも完璧にできる訳なかろうに… 仮に一個人でやる気がどんなにあっても、組織の論理でトバされる人間だっているし…


 そしてその時「机上の空論」は破綻します。東北地方で放射能撒き散らしている、某デンキの源がいい例ですね。あれは一応民間企業だけれど。

 まあだからと言って随意契約がイイわきゃない。仕方なしに競争入札を選択してます。スゴイ無駄だけど。

 そしてそのおかげで日本全国数万人のコームインがごはん食べれてマッス。



走的抑圧


帰り道に通った稲城大橋です。コイツも競争入札で発注している筈。多分ね。('-^*)/