すい臓がんの5年生存率が全体でも10%台前半にとどまっているのは、とにかく異常に再発率が高いことです。
判明後、60~70%前後の患者さんは、手術が受けることができると考えられますが、その80%前後が再発してしまうと推定されます。
胃がんや大腸がんは逆で、再発率が20%前後。乳がんの場合は、やや高く、30%か、やや上回る程度の再発率と推定されます。ただ乳がんの場合は、再発してもいきなり命を脅かされるケースは稀なのですが…。
すい臓がんは再発率が極めて高く、再発するとほとんどの患者さんが命を脅かされます。しかし、それでも命をつながれる患者さんはゼロではありません。
本ブログで時々とりあげているマリエルさんは、再発しない方の20%の組に入るはずと勝手に思い込んでいましたが(思いたかった?)、本当に残念です。
でも周囲にエールを送られる方がたくさん、いらっしゃるようですね。そして全国のたくさんの読者さんがエールを送っています。がん医療、進歩が遅めだったすい臓がん医療も、いよいよ「日進月歩」のモードに入りつつあります。
なんとか、その進歩が届くと信じたいものです。