タレントのなだぎ武さんのお母さまが大腸がんで旅立たれたと、ヤフーニュースで流れています。なだぎさんが映画鑑賞中にお母さまから電話があったものの、なだぎさんは気づかず、鑑賞後に着信に気づき、かけ直したものの繋がらず、その直後にお父さまから「亡くなった」との知らせが入ったとのこと…。
悲しすぎる話ですね。お母さまは何か伝えたいことがあったのでしょう。なだぎさんもとっても悔しかったのでしょう。伝えたかったことは、何十年後かに再会して、教えてもらうしかありませんね。がん患者は亡くなる直前まで「元気」なことが多い…。改めて示唆しているニュースでもあります。
大腸がんはこの国で年間約15万人と、中堅都市の人口に匹敵する新規患者が発生し、亡くなる方も5万人超と、町ではなく、小規模な地方都市の人口に匹敵する、まさに「国民病」になっています。予防や早期発見の重要性など、テレビ各局、もっと啓蒙活動を展開してもらいたいものですが…。
なだぎ武さんは50代前半とのことで、お母さまは80歳代くらいでしょうか。「天寿を全う」の一歩手前…の感じです。安らかに。
私たち現代日本人に近づいている重大疾患の「順位(警戒の優先度)」がすぐにわかります。
「日本人の死因2023年版」発売中です。