ヒストリアがとりあげた手塚治虫さん、「スキルス胃がん」で逝くも告知受けず、隔世の感… | 生死に直結!がん情報は最新が必須です…「月刊がんでも生きる」を発行するヒデさん日誌

生死に直結!がん情報は最新が必須です…「月刊がんでも生きる」を発行するヒデさん日誌

日系報道機関、経済通信社トムソンロイターを経て情報会社営み
つぶやき中。英語と中国語はやや自信。がんや健康問題を15年以上、取材、出版物多数。海外、エビデンスを重視した最新情報満載の「月刊がんでも生きる」を発行中。ウォーキングなどがんの非薬物療法も探求。

 本日(2日)午前、NHK総合の「歴史秘話ヒストリア」の再放送で、日本の漫画界の巨星、手塚治虫さんが取り上げられていましたね。

 60年代の伝説の「鉄腕アトム」は生視聴していませんが、70年代の「ジャングル大帝」や、「マグマ大使」は、テレビで生視聴いたしました。とくに「マグマ大使」の悪役、ゴアがとても怖かったこと…。

 

 手塚治虫さんは、1988年秋に体調不良を訴え、半蔵門病院で、「スキルス胃がん」と診断された。しかし、当時、「がん告知はしない」というのが、医療施設の一般的な慣行だった。

 

 手塚さんはご自身が重篤な病いを患っていたことは察知していたもの、最後まで「スキルス胃がん」という名前を聞くことなく、89年2月に旅立った。60歳の若さだった。

 

 「がん告知」が一般的になったのは、今世紀に入ってから。まだ20年にも達していない慣行だ。しかし、言い換えると、がんが「不治の病い」ではなく、「治る希望がある」、さらには「治りやすくなった病い」になりつつあるからこそ、「告知」が定着したといえる。

 

 がん医療は、まさに日進月歩の進歩を遂げている。ここ数年で、さらなる革新、革命が到来しますよ!