がん治療中の入院で、個室にするべきか、それとも大部屋にするべきか、悩ましい判断を迫られます。
個室は、「プライバシーが保てる」「静かに夜を過ごせる」などの利点があります。一方、大部屋は、「差額ベッド代が不要」、つまり、経済的には、圧倒的な利点があります。
ただ、胃がんの「ステージ3」に入っていたと考えられる私の父(現在も、元気に存命中)は、そうした「経済的な利点」を抜きにして、とにかく、切除後の入院中は「大部屋がいい!」でした。
「人の声が聞こえる」、さらには「隣りの患者さんとコミュニケートできる」ことが、「不安をやわらげる」ことに貢献したとのこと。
かつての病院での入院での「大部屋」といえば、「6人」、さらには「8人」をおし込めていましたが、近年は、「4人」でも、大部屋扱いで、差額ベッド代は不要としているところが増えています。まあ、新幹線の「B席」同様、真ん中の病床は、えらく窮屈な思いをしますので…。
2年前に「ステージ4の大腸がん」が判明し、部分的ながらも切除術を敢行した元プロ野球選手の大島康徳さんも入院中は、「4人部屋」で、楽しくわいわいされたと、ご自身のブログでふりかえっていましたね。
大物歌手!のmisonoさんの旦那さんで、「精巣がん」と闘病中のNosukeさん、もしかしたら奥さまの「みえ」もあってか、個室に入られた感じですね。奥さま(危篤でも重体でもないので帰宅されるのは当然…)、関係者さんが消えた個室で、「さびしさ」、さらに「死の恐怖」に向き合っていることに、少し心配になります。まだ29歳ですからね。
目のクマが少し痛々しいご本人のブログ