昨日6月22日は、「乳がん」で逝かれた小林麻央さんの1年目の命日(本日、関係者によって、「偲ぶ会」が開催されるとのこと)ということで、新聞各紙が特集記事を掲載されていた。
2015年に国立がん研究センターがはじめって行った調査によると、同年の新規がん患者のうち、18歳未満の子供を持つ患者は約5万6000人、その子供は約8万7000人と推定された。
がんになった親の平均年齢は男性が46.6歳、女性43,7歳。部位別では男性が「胃がん」(15%)、「肺がん」(13%)、女性は「乳がん」(40%)、「子宮(頚+体)がん」(10%)の順だった。女性は、乳がん、子宮頸がん、卵巣がんと、「比較的若くして発生しやすいがん」への警戒が必要なことを教えてくれる調査といっていい。
新聞各紙は、闘病中の患者さんの子供をケアする病院や民間団体が、「ようやく増え始めた」と書いているが、言い換えると、「まだまだ少ない」である。1年のがん患者が100万人を突破し、「乳がん」の急増が顕著なこの国において、体制整備は急務だ。