地震 2 トヤマ | 未来も今も

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いろいろな日々の出来事。

避難所は近くの中学校。

体育館は寒いということで、暖房のはいる教室を開放してくれた。

避難所なるものに来たのは初めてで

毛布などはあるだろうと思ったけど

通常備蓄してないのか(普通は避難所は小学校が指定)何もない。

仕方なく、家を2往復して

食料と毛布や敷物を持ち込んだ。

いざというときの対策は食料や簡易トイレ、ストーブは車庫にいれてあるが、

敷物や毛布がすぐに出る場所になかった。

何しろ、余震が恐ろしくて2階の自分の部屋すら長居したくない。

なんとか寝るに必要なものを持ち込んだ。

毛布が配布されたのは12時近かった。


水やレトルトのパウチを配布してもらったが、

高齢の母はどちらもいらないといい

家から持ってきたお節の残りなどを食べた。


避難所そのものは、仕方ないと思ってる私とうらはら、84歳の母には環境の変化がこたえたのか

横になって休んでと言ってもなかなか横にならない。

トイレに行けば、迷うから何度もついていった。


だが、夜中に目を覚まし、

私の顔をみて満面の笑顔で

「わかった!○○みちゃん なんだね」と

私のいとこの名前を言い出した。

私だと伝えてもイマイチわからないようで。

隣にいるのは、誰だろうとずっと思っていたといいいだす。

そんな感じで眠れないまま

時間が過ぎていった。