【宝塚記念】残酷な天使のテーゼ | 魂剣石をも切る

魂剣石をも切る

世に灯篭切りといふ。江戸時代剣聖とうたわれし一文字流神泉正宗が家康に請われ一度だけ御前にて石灯篭を一刀両断。以来三百余年剣道界に於いて幻の業とされこれを極めたるものなし。不可能を可能とする意の“魂剣石をも切る”といふことわざはこれをいふなり。

2024年6月23日 宝塚記念




記憶に残る宝塚記念のひとつに

新世紀エヴァンゲリオンともに

主題歌「残酷な天使のテーゼ」がヒットした年

1995年6月4日




ディープインパクトが勝った

2006年以来の京都での開催


そのディープインパクト然り

なぜか京都での開催は

現年齢表記の4歳が強い


初めて京都で解散された

1966年

牝馬で初めて宝塚記念を勝った

エイトクラウン

自身も4歳だったが

2,3着にも

ハツライオー、タニノライジングと

4歳馬を連れてきた


1969年は4頭立て

5歳のメジロシンゲン以外の4歳馬

ダテホーライ

マーチス

ダイイチオー

で3着以内を4歳が独占


1974年

4歳のアイドルホース・ハイセイコー

2,3着に

やはり4歳

クリオンワード

トーヨーチカラ


1976年はようやく

5歳フジノパーシアが勝ち

3着も5歳トウコウエルザだったが

2着に4歳ロングホークが食い下がった


1991年は4歳馬同士だけでなく

メジロ対決となり

メジロマックイーンを破り

メジロライアンがG1初制覇

3着も4歳タイイーグル



そして1995年

このデータを知っていたが私は

京都に愛された6歳馬を本命にした

相手には

エアダブリン

タイキブリザード

ゴーゴーゼット

チョウカイキャロル

インターライナー

と4歳を据えて



その馬は

“刺客”と言われトリプルクラッシャーとして

なぜか悪役っぽく扱われていた


確かに的場均騎手の騎乗は

確実に本命馬を射抜く技術は

”刺客”っぽい鋭さを持つ素晴らしさだが

敵役とかみたいに表現されているのとは

個人的に違っていた


京都に愛されたステイヤー

そう考えていたが

京都記念を2年連続で負けているとはいえ

京都の大舞台に強いと信じていた


陣営は種牡馬のスピード重視のテーゼ

立てられた命題に対しての出走だった

そのように記憶している


結末はとても残酷な…


母父で活きてきそうな馬だった

父サイレンススズカ 母父ライスシャワー

そんな産駒が見たかった


産駒が残っていないのは残念すぎる




2024年の宝塚記念は

ルージュエヴァイユ


馬場がどうなるかにかかっているが

泥んこではない時計のかかる馬場なら歓迎

同コースのエリザベス女王杯で

好走しているように非根幹距離は合うはず

他ぎ伸びあぐねてもこの馬なら

伸びて来れる