《追悼》シルクフェイマス | 魂剣石をも切る

魂剣石をも切る

世に灯篭切りといふ。江戸時代剣聖とうたわれし一文字流神泉正宗が家康に請われ一度だけ御前にて石灯篭を一刀両断。以来三百余年剣道界に於いて幻の業とされこれを極めたるものなし。不可能を可能とする意の“魂剣石をも切る”といふことわざはこれをいふなり。

2024年4月27日

シルクフェイマスの訃報

25歳




10歳までG1に出走していた

名バイプレイヤー


うだつの上がらない条件馬だった若駒時代

札幌で連勝して

京都で準オープンを勝つと

年明けの日経新春杯で

父マーベラスサンデーに

産駒の重賞初制覇をプレゼント


続く京都記念も勝って

天皇賞(春)は3着

父と同じ着順


この年は

宝塚記念2着、有馬記念3着



最後までG1タイトルには届かなかったが

G1では欠かせない馬だった


種牡馬入りするも1年のみ

引退名馬繋養展示事業の対象馬となるが

厩舎は違い無事だったが

牧場は火災に…

なかなか運のない馬だった



個人的には

4着のイメージがあったが

43戦中7度

おそらくその時

馬券を買っていたのかと…



ご冥福をお祈りいたします