【弥生賞】るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- | 魂剣石をも切る

魂剣石をも切る

世に灯篭切りといふ。江戸時代剣聖とうたわれし一文字流神泉正宗が家康に請われ一度だけ御前にて石灯篭を一刀両断。以来三百余年剣道界に於いて幻の業とされこれを極めたるものなし。不可能を可能とする意の“魂剣石をも切る”といふことわざはこれをいふなり。

2024年3月3日 弥生賞ディープインパクト記念




記憶に残る弥生賞のひとつに

週刊少年ジャンプにて

るろうに剣心の連載が始まった年

1994年3月6日



この年の弥生賞は

2歳チャンピオン・ナリタブライアンの

ライバルになると期待された

2頭が人気していた


1頭は

芝に転向し

ラジオたんぱ杯3歳S→シンザン記念と

連勝中のナムラコクオー



もう1頭は

ホープフルS→ジュニアCと

オープンを連勝しデビューから3連勝中

エアチャリオット


このホープフルSは現在のとは別のレース

むしろラジオたんぱ杯3歳Sが

現在のホープフルSの前身


ホープフルSにちなんだ2頭に

注目が集まっていた


しかしこの2頭を2着3着に下して

勝利したのは

別の意味で注目浴びていた馬


その馬は

デビュー戦で1番人気に押されるも

逸走し競走中止

すぐさま勝ち上がると

重賞初挑戦は内ラチに激突

500万下もあっさり勝利し

G1朝日杯へ

そこでは暴走気味のハイペースの逃げで

シンガリ負け

その破天荒ぶりで注目を浴びていた

サクラエイコウオー


そして

その破天荒はここでも爆発

ゲートに入ったもの

何度も立ち上がる暴れっぷり

内のノーザンポラリスとナムラコクオーも

影響を受け出遅れ

その2頭が3着5着と

なんとか盛り返す健闘を見せるのを

横目に

絶妙なペースで逃げ

そのまま勝利


なんとも

印象深いレースだった



2024年の弥生賞は

ファビュラススター


前走の勝ち時計は京成杯より速く

前日1番人気のトロヴァトーレの前走より速い

エピファネイアはこの世代好調で

過去10年で5勝の8枠

シンエンペラーが早めに動けば

差しやすい展開に