2024年2月17日 京都牝馬S
記憶に残る京都牝馬Sのひとつに
aikoさんの「花火」がヒットした年
1999年1月30日
「人のことで感動したり
心が震えることがあっても
自分が成し遂げたことで
感動したのは初めて
涙が出るなんて思ってもなかった
こんな経験は初めて」
ダービー初勝利の後
そう語ったのは今年調教師デビューの
福永祐一師
人前で涙を見せない
福永祐一騎手らしいコメント
これは勝利して涙を見せた
2度目のことであった
一度目は
このレースだった
師匠の北橋修ニ厩舎での
重賞初勝利
表彰式で
ふと横を見た福永祐一騎手は
ホッとしたような顔をしていた
北橋修二師を見て
「込み上げてくるものがあった
もちろん勝ったことによるうれし涙ではない
それまで散々迷惑をかけてきたという思いが
一気に溢れ出たんだと思う」
と後に語っている
北橋厩舎のマルカと福永騎手
当時は確かにもどかしいレースが
あったように思う
土曜日のG3だが
ひとつ一つのレースに
いろんな想いがあると
感じた話だった
2024年の京都牝馬Sは
プレサージュリフト
1400mは初だが
このレースは距離短縮の好走馬は多い
母も姉もスプリント重賞の好走馬
ここで新味を見せる可能はある