2024年2月11日 共同通信杯
記憶に残る共同通信杯のひとつに
「フランダースの犬」が放送開始し
「世界名作劇場」がスタートした年
1975年2月9日
当時はまだ
東京4歳Sという名前だった
同じ菅原泰夫騎手を主戦とし
同じ逃げの脚質だった
2頭の後の二冠馬が
最初で最後の対峙したレース
生で見ている世代ではないが
伝説の名勝負として知っている
後の二冠馬2頭
菅原騎手はこの年
春のクラシック完全制覇を
史上初めて達成する
この時は
テスコガビーに騎乗している
カブラヤオーは所属厩舎の馬で
師匠である茂木調教師の助言もあってのこと
スタートでは
テスコガビーが速かったが
ハナを切ったのはカブラヤオー
後に語られる
カブラヤオーの臆病さは
菅原騎手は知っていて
来たカブラヤオーには行かせる展開にする
直線カブラヤオーが外によれたこともあり
テスコガビーにとって苦手の道悪もあり
結果は
1着 カブラヤオー
2着 テスコガビーとなった
二冠を達成した2頭は
ともに三冠目を目前に故障
テスコガビーに至っては
1年の休養を経て復帰後1戦して
その後の調教中に
心臓麻痺によりこの世を去ってしまった
カブラヤオー産駒の唯一の重賞ウイナー
ミヤマポピー
そのたったひとつ制した重賞は
エリザベス女王杯
カブラヤオーが力を振り絞り
ビクトリアカップを目指した
テスコガビーへの
鎮魂歌の勝利だったかもしれない
2024年の共同通信杯は
べラジオボンド
先週は内で恵まれる馬も多かった
最内枠から好位で進めれば…
前走新馬勝ちも1番人気なら信頼可能