薬剤による疼痛緩和方法の適切性
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薬剤による疼痛緩和方法の適切性
・鎮痛薬の投与前後による痛みの変化の有無と程度
・鎮痛剤の投与量がどのくらいの量でどの程度改善したか?
・痛みによる睡眠や食事への影響・行動範囲等、日常生活への影響
・投与経路の適切性
* 経口投与の場合-小腸まで達する状態か?(嚥下困難・嘔吐・狭窄の有無)
* 座薬の場合―下痢・下血・便秘はないか?
* 皮下注の場合―刺入部位に硬結はないか?経口投与は可能ではないのか?
投与経路の長所・短所及び図表,詳細は、
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次回は、レスキュードーズです。
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疼痛のアセスメント④“部位、性質”
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疼痛のアセスメント④“部位、性質”
図表及び詳細はhttp://www.el-care.jp/ の無料体験でプリントアウトして下さい。
部位
部位をアセスメントする際に留意する点は以下のとおりである。
・ 痛みの部位を患者に指し示してもらう
・ 放散痛があるか、痛みが限局しているのか
・ 圧痛があるか
・ 皮膚感覚に変化があるか
・ 組織の硬さはどうか
・ 皮膚神経分布図(デルマトーム)を使用すると神経学的アセスメントが容易になる
→神経因性疼痛は、神経分布に沿って痛みを生じる
デルマトーム(詳細はhttp://www.el-care.jp/ )
性質
痛みがどのような性質を持つかを知ることで、痛みの原因を予測できる。また原因によって、対処法が異なるので痛みの性質を知ることは重要である。
McGill Pain Questionnaire(MPQ)
MPQは痛みの経験を感覚・情動・評価の3側面から客観的に測定するツールとして開発された(Melzackら1975)。
当初は78語の形容詞から構成されていたが、痛みの質と強さ双方を測定する尺度として開発された。
また後に15語の簡易版も開発されている(MacCaffery1991)
肺がん患者の侵害性疼痛と神経因性疼痛では、MPQから異なった言葉を選んでいたという報告もあることから(Wilkie2001)、痛みの性質から痛みの原因が分かり鎮痛薬の選択が可能となる。
McGill Pain Questionnaire (78語)
(詳細はhttp://www.el-care.jp/
で78語を確認して下さい。)
増強因子・緩和因子
痛みの増強因子・緩和因子を把握することは、ケアプランを展開するにあたり重要になる。
患者の生活パターンやリラックス法、趣味などを聴取し、それらを生活に取り入れいかに活かしていくかを患者・家族と共に考えていくことが大事である。
またどのようなケア(冷やす・温める・さする・マッサージ・姿勢の調整)により痛みが緩和したのかを把握し、看護介入に活かしていく。
さらに、行動・時間・環境など、どのようなファクターにより痛みが増強したのかを把握することにより、痛みの出現や悪化を予測したケアをプランニングできる。
日内変動
以下のことをアセスメントすることにより、日常生活上の改善点や鎮痛剤投与方法の変更の評価と検討が可能となる。
・ 1日のうちで、いつ、どの程度痛むのかという痛みのパターン
・ 痛みは間欠的か持続的か
・ 活動により痛みの強さは変化しているか
・ 薬剤の投与時間、投与量の検討
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疼痛のアセスメント③“種類、程度・強さ”
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疼痛のアセスメント③“種類、程度・強さ”
種類
痛みの発生メカニズムは右図に示したように、
1)侵害受容性疼痛、
2)神経因性疼痛、
3)交感神経が関与する痛み、
4)筋の攣縮(スパスム)
による痛みの4つに大別できるというのが、最近の見解である。
これら4つの発痛メカニズムのどれが主体をなしているかは、痛みのアセスメントでおおよその鑑別
が可能である。
程度・強さ
痛みは患者の主観的なものであるため、客観的評価には限界があるものの、ペインスケールの使用はその一助を成す。ペインスケールを使用する際には、以下のことに注意する。
・スケールを使用する必要性について患者・家族によく説明し、理解を得たうえで使用する
・患者が最も表現しやすいスケールを選択する
・スケールは患者自身に答えてもらう
・スケールでの目標を患者と共有する
・スケールは医療チームで共通して使用する
・経時的に評価し、痛みのパターンを把握できるようにする(体動時・食後・夜間など)
・アセスメント結果を治療に反映させる
視覚的アナログスケール visual alanogue scale : VAS
長さ10cmの線を引いた紙(など)を被検者に見せる。
左端は、無痛"no pain"、右端はこれまで感じた最悪の痛み"the worst pain I ever felt"と説明し、現在感じる痛みの程度を被検者に鉛筆等で示してもらう。
フェイススケール face rating scale: FRS
VASをイラスト化したもの。感じている痛みの強さを、痛みを表している顔の絵で選ぶ。
フェース0: 痛みが全くなく、とても幸せである。
フェース1: わずかな痛みがある。
フェース2: 軽度の痛みがあり、少し痛い。
フェース3: 中等度痛みがあり、辛い。
フェース4: かなり痛みがあり、とても辛い。
フェース5: 耐えられないほど痛みがある。
数値的評価スケール numerical rating scale : NRS
痛みの強さを0から10までの11段階として、現在感じているペインスコアを口頭で伝える。
NRSとは、「0:痛みがない」から「10:最悪の痛み」を両端として、直線を0から
10までの11段階に区切り、患者自身の痛みのレベルの数字に印をつけてもらう方法をいう。
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
痛みがない 中等度痛み 最悪の痛み
*実際に患者に痛みの強さを尋ねる時は、痛みの部位について、今まで痛かった中で最高に又最悪な痛みを10(又、これから経験する痛みで想像できる最悪な痛みを10)とした時、現在の痛みはいくつかを聞く。
そして、体温版などに記入する際は、数字をそのまま記入するか、○/10と記入する。
口頭式評価スケール verbal rating scale : VRS, verval description scale : VDS
あらかじめ決めてある痛みの強さのスコアで口頭で伝える。
4段階: 0:痛みがない 1:少し痛い 2:かなり痛い 3:耐えられないほど痛い など
痛みの評価はスケールのみで行えばいいものではない。
食事や睡眠は保たれているか、ADLへの支障はないか、対人関係はどうか、やりたいことをできる状況かなど行動に絡めて評価していく疼痛行動評価表の使用も有用でありQOLの改善にもつながる(疼痛治療ガイドライン2000 / Mendozaら1996)。
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