疼痛のアセスメント②
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疼痛のアセスメント②
原因 例)
骨転移による痛み
骨転移により,浸潤や圧迫が進むと,骨自体の痛みに加えて,運動や加重などの体動時に鋭い痛みが起こることがある。
骨転移痛の体動時の痛みはオピオイドが効きにくい。鎮痛補助薬を併用しながら,状態に応じてきめ細かく薬剤を調節する必要がある。
骨の変性や圧迫が進むと,病的骨折が起こるリスクも高くなるため、その予防に関しても考慮する。
神経因性による痛み
米国疼痛学会ガイドラインでは、「神経因性疼痛はがん患者の30~40%に発現し、侵害受容性の痛みに重なる形で発現することが多い」と記載されている。
日常生活ではあまり経験しないような性質の痛みで、「灼けつくような灼熱感のある痛み」、「電撃性で刺すような痛み」、「ビリビリするような痛み」「ズキズキするいたみ」などと表現され、allodynia(衣類が触れただけでも痛みが起こる現象)やtrigger point(痛みの引き金となる部位、発痛点)を伴うなどの特徴がみられる。
次回は疼痛のアセスメント③“種類、程度・強さ”です。
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疼痛のアセスメント
断片的な情報では、的確なペインマネジメントは困難である。
系統立ててアセスメントすることが重要である。
痛みは主観的なものであり、医療者は患者の訴えを全面的に信じることが大前提である。
医療者が信じなければ、患者は痛みを訴えなくなり適切な判断ができなくなるばかりか、結果的に医療者が孤独感など心理精神的苦痛を与えてしまう恐れもある。
McGuire(1981)は、「痛みの部位」「痛みの強さ」「痛みを増強させる因子」の4点をアセスメントに必要な要素と挙げている。
また、Donovan(1985)は、「部位」「痛みの強さ」「痛みの発生を及ぼす要因」「患者の行動および相互作用のパターンの観察」「バイタルサイン」「これまで行った治療とその効果」「「痛みのコーピングパターン」の7つの項目を痛みのアセスメントのために重要なパラメーターであるとした。
原因
原因によって痛みへの対処法が異なるため、良くアセスメントすることが求められる。
がん性疼痛の70~80%が、がん腫瘍自体、いわゆるがん腫の軟部組織や内臓、骨、神経への浸潤、転移、圧迫などが原因だが、残り20~30%の痛みはがん・全身衰弱に関連した痛みやがん治療に伴う痛み、またはがん以外の疾患によるものである(中村・加藤ら1999)。
1.がん自体による痛み・・・・・・・・がんの浸潤、圧迫による痛み、骨転移痛など
2.がん及び全身衰弱に関連した痛み・・褥創、リンパ浮腫、便秘などによる痛みなど
3.がん治療に関連して起こる痛み・・・化学療法・放射線療法に起因した痛みなど
4.がん以外の疾患に関連した痛み・・・変形性脊椎症、片頭痛など
明日は疼痛のアセスメント②です。
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在宅ケアの推進『終末期の安心看護システム』ペインマネジメント②
在宅ターミナルケアで最も重要な痛みからの開放、痛みのコントロール
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痛みのコントロールの目標
患者を痛みから解放し、QOLを維持・向上させるために目標を設定する。
患者と話し合い具体的な目標を設定する。
実際、第3・最終目標で目標とされている体動時痛の完全な除去はモルヒネの増量によっても難しい場合が多く、この痛みの緩和を目標としてモルヒネ投与量を設定すると、安静時には過量になることがある。
そこで、患者と相談のうえ、受容できる痛みの状態をみつけていく努力が必要である。
また、たとえば1カ所の骨・筋・神経の働きに伴う痛みには、神経ブロックの適応を考慮する。
第一目標 「夜間の睡眠の確保」・・・痛みに妨げられない夜間の睡眠時間の確保
第二目標 「安静時の除痛」・・・日中の安静時の痛みの消失
第三目標 「普通の日常生活がおくれる状態」・・・体動時や体重負荷時の痛みの消失
最終目標 痛みの消失が維持され、平常の生活に近づくこと
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