「趣味が合う人がいいんです。」
恋愛相談や婚活の話題になると、よく聞く言葉です。
確かに、共通の趣味があると会話も弾みますし、一緒に過ごす時間も楽しいでしょう。
バイクが好き。
サウナが好き。
筋トレが好き。
キャンプが好き。
どれも素晴らしい趣味です。
でも、ここで少し考えてみてほしいのです。
その趣味は、相手にとってどんな魅力として伝わっているでしょうか。
例えば、男性が「休日は筋トレばかりしています」と話したとします。
筋トレ好き同士なら盛り上がるかもしれません。
しかし、相手が筋トレに興味がなければ、
「そうなんですね」
で終わってしまうこともあります。
(ちなみに私は筋トレ趣味ですが・・)
バイクも同じです。
バイク好きの人には魅力的でも、興味のない人にはその価値が伝わりません。
つまり、趣味そのものが悪いのではなく、
自分目線だけで話している
ことが問題なのです。
これは恋愛だけの話ではありません。
仕事でも同じことが起こります。
採用面接で、
「家から近いので応募しました」
「自分がやりたい仕事だったので応募しました」
という方がいます。
もちろん本音としては間違っていません。
むしろ自然な理由です。
しかし、面接官の立場になって考えてみてください。
「この人を採用すると、会社にどんなメリットがあるのだろう?」
という視点で話を聞いています。
そこで、「家が近いです」だけでは、
「それはあなたのメリットですよね」で終わってしまいます。
例えば同じ内容でも、
「家が近いため通勤負担が少なく、長く安定して働けると思っています」
「これまでの接客経験を活かして、お客様対応に貢献したいと考えています」と言われると印象は変わります。
なぜでしょうか。
相手にとっての価値が伝わるからです。
恋愛でも仕事でも、人は無意識に
「この人と関わることで自分にどんな良いことがあるだろう」
という視点を持っています。
だからこそ、自分の話をする時も、
相手にどう伝わるか
相手にどんな価値を感じてもらえるか
を考えることが大切なのです。
人間関係がうまくいく人には共通点があります。
それは、自分の話をしているようでいて、常に相手目線を忘れていないことです。
趣味の話をする時も、
「バイクが好きなんです」だけではなく、
「知らない景色を見に行くのが好きなんです」
「自然の中でリフレッシュできるんです」と伝える。
筋トレなら、「体を鍛えるのが好きです」
ではなく、「継続することが好きなんです」
「目標を決めて努力するのが楽しいんです」と伝える。
すると、相手は趣味そのものではなく、その人の価値観や人柄に興味を持ちます。
自分の気持ちを大切にすることは、とても重要です。
やりたいことをやる。
好きなことを楽しむ。
それは人生を豊かにしてくれます。
しかし、人との関係は一人では成り立ちません。
恋愛も仕事も、
「私はこうしたい」
だけではなく、
「相手にとってどんな価値があるだろう」
という視点が加わると、大きく変わります。
コミュニケーションとは、自分を伝えることではなく、相手に伝わることです。
あなたの魅力や経験も、伝え方ひとつで受け取られ方が変わります。
ぜひ、自分目線だけでなく、相手目線も意識してみてください。
その小さな違いが、恋愛も仕事も、人間関係そのものを大きく変えていくのです。
違いを楽しむのも、良いものですよ。
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