「これ、いい感じで仕上げておいて」「前と同じ感じでお願い」「まあ、適当にやってくれれば大丈夫だから」——そんなあいまいな指示にモヤモヤした経験、ありませんか?

 

仕事は進めたい。でも、何をもって“OK”なのかがわからない。頑張って仕上げても、「うーん、ちょっと違うなあ」と言われると、やる気も自信も削がれてしまいますよね。

 

実はこの“あいまいな指示”は、上司側の悪意ではなく、「イメージはあるけど、言語化が苦手」なタイプの上司にありがちな傾向です。そしてそのまま受け取ってしまうと、部下は「察する」ことを強いられ、仕事がブラックボックス化していきます。

 

では、どうすればそんな上司から、納得感のあるフィードバックを引き出しながら、ズレなく動けるか。今日はそのコツをお伝えします。

 


1.「確認」ではなく「選択肢」で聞く

「これで大丈夫ですか?」と確認するだけでは、あいまいな返答が返ってくることが多いものです。そこでおすすめなのが、**「選択肢を用意して聞く」**こと。

 

たとえば資料を作成するなら、

「このパターンAとBで考えてみました。強調したいのがスピード感ならA、安心感ならBですが、どちらが上司のイメージに近いですか?」

 

と聞く。すると、上司は「どっちが正解かわからない」状態から、「選ぶ」立場に変わり、より具体的な判断や意図が引き出しやすくなります。

 


2.「背景」や「目的」を引き出す

指示があいまいなのは、「なぜそれをやるのか」が共有されていないから、というケースも多いです。

そこで、「この仕事のゴールはどういう状態ですか?」「この提案、どんな相手に届ける予定ですか?」といったように、背景や目的に焦点を当てた質問を投げかけてみましょう。

背景がわかれば、こちらの判断で適切なアウトプットが出しやすくなりますし、上司も「そうそう、それが言いたかった」と納得することも。

 


3.途中で“小さく確認”するクセをつける

完了してからまとめて確認するのではなく、途中段階でこまめに確認するのもポイントです。

「ここまでの方向性で進めてみましたが、この時点での印象をお聞かせいただけますか?」

という形で小さなフィードバックをもらうと、ズレが大きくなる前に調整でき、上司の好みや意図も見えてきます。

 


4.「フィードバックのお願い」はタイミングが命

忙しい上司に対して、唐突に「フィードバックください」と言っても、流されて終わることが多いです。

おすすめは、あらかじめ“〇日の午後に一度ご意見をいただきたい”とセットしておくこと。上司も心の準備ができ、具体的にコメントを返しやすくなります。

 


最後に:上司を変えるより、自分の聞き方を変える

私たちはつい「もっとわかりやすく言ってよ」と上司に期待してしまいます。でも、職場では「説明が上手な人」ばかりとは限りません。

 

だからこそ、自分の質問力・確認力を高めることで、あいまいな指示を“クリアな仕事”に変換できる力が身につきます。それは、自分の成長にもつながりますし、チーム全体の生産性にも良い影響を与えるはずです。

 

「伝えてくれない」を嘆くより、「引き出す力」を育てていきましょう。

 

 

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