会員さん、大幅自己新! | ランバディ・いとうこーちのブログ

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先日の黒部名水マラソン、3月中旬から会員になられた方が大幅にパーソナルベストを更新されました。入会時のフルマラソンのタイムは4時間13分27秒.

そして今回のタイムは3時間48分32秒、約25分のタイム短縮でした。
この方は男性ですが、「いつも、大会前に故障を起こして走れない期間があり調整に苦労しています。」とのことでした。
また、「フルマラソン走って完走を目標にしていますが、毎回歩いてしまうのが残念です。」とも。

「自分の(将来的な)目標としては、3時間30分を目指したいと思いますが無理でしょうか。
50歳から走り始めて、両足を肉離れを起こすなどケガもしましたので、コーチをしてもらえるようなシステムを探していました。」とのことでちょっと2015/2~2016/2までの練習内容を見せてもらいました。

それをみて私は最初にこう述べました

「まず感じたことが走る量が少ない、これが正直な感想です。
そして少ない練習量ながら昨年10km47分台、ハーフマラソン1時間43分台というタイムが正直驚きでした。10kmとハーフマラソンの相関関係は非常によく、バランスが取れています。

ただマラソンだけが遅い訳です。このハーフマラソンのタイムから見合うマラソンのタイムは3時間40分から45分程度です。しかし実際はこのタイムよりも30分弱程度遅い訳ですね。

肉離れを起こすのも、フルマラソンで歩くのも練習のアンバランスさに起因していると思います。想像するにMさんは結構筋肉質タイプなのではないかと思います。(実際お会いしたら中肉中背、がっちりタイプでした)
練習量が極端に少なくてもハーフマラソンまでは筋力の強さで走り切れる可能性が高いです(ただし筋肉にかかる負荷も高くなるので練習量が少ないと肉離れの危険性も高まるでしょう

3時間30分を切れる可能性は今のところ何とも言えませんね。」


この後、パーソナルメニューへの取り組みがスタートしました
私の出すメニューで約1ヶ月でまずハーフのパーソナルベストが出ました。

そこから先はこの本

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の中に書いているような取り組みをしていただき、直前にはキロ5分10秒ペースも大丈夫、とアドバイス出来るまでに仕上がりました。

ただ最初全くフルを走り切るスタミナがなかったのでスタミナはサブフォーレベル仕上げ、しかし、それでもLTは上がってきたので、5分10秒で脚の耐久性があるか、ここだけが心配でした

レース終わりのちに頂いたメールです。

黒部名水マラソンでは、サブ4を達成することができました。コーチングのおかげです。
ありがとうございました。
折り返し地点(23キロ)ですが、凄く早く着いてしまったような感覚を覚えました。やはり、30?35キロ以降がデーターでもピッチとストライドが落ちてきて、スピードも低下してしまったようです。筋力不足ですね。後3キロ位の地点で短い急な坂があり、登りきって足が吊ってしまいました。それで3分はロスしたと思います。
でも、今まではエイドで給水時に歩いたら次に走る気力が無かったのですが、今回はスムーズに走りに移ることができ、最後まで足のストレッチ以外は止まることなく走ることができたのが本当に嬉しかったです。昨年も後3キロが凄く長く感じましたが、今回はすぐにゴールについた感じでした。来年もこの大会は参加予定ですが、最高のタイムを叩き出せる良いに頑張ります。
ありがとうございました。」


直前に刺激走を走ってもらったら3kmを12分55秒で走られたので秋には3時間30分も切れるかもしれませんね。

やはり練習を素直に信じてやっていただけると良い結果に導けます。

ちなみにここまで週3回の休養日を設けて週4日走ってもらいました。
強度の高いインターバル走は皆無、それでもLTレベルは向上しました

練習は何が足りてないか?そこを見ないと絶対ダメです。