令和6年6月1日、 欲張りドライブの3か所目、円万寺の続きです。
 
鳥居から見て左側の奥地へ進むと
花巻市 円万寺 鐘楼
鐘楼がありました。
 
 
花巻市 円万寺 鐘楼
 
 
花巻市 円万寺 鐘楼
梵鐘は昭和24年(1949年)に復元され、鐘楼は平成9年(1997年)に
改築されたそうです。
 
 
木立の中をのんびり歩きながら、点在する様々な石碑を眺めながら
鳥居の方へ戻ります。
 
今回、画像紹介は無しですが
境内には 神楽殿 があり、円万寺神楽が演じられていたようです。
 
花巻市 円万寺神楽
 
 
そのほか、
一燈庵(いっとうあん) という、 多田等観(ただとうかん)の居所が残されてます。
 
多田等観 仏教学者
明治23年(1890年)秋田市に生まれ、昭和42年(1967年)没。
チベットで修業した等観が帰国後、チベットから持ち帰った経典などを
戦禍から守るため花巻の光徳寺へ預けた縁で
花巻に滞在した際の住居として一燈庵が建てられたそうです。
 
 
一燈庵の裏側から望む水田地帯
花巻市 円万寺 眺望
 
 
それではここから、美しい眺望を紹介します。
 
鳥居からの風景
花巻市 円万寺 鳥居
 
万寿杉
花巻市 円万寺 万寿杉
 
 
この地帯は田んぼの間に住居が点在し、住居は防風、防雪のため樹木で囲われており
それがこの時期、田んぼに水を張ったばかりの季節は水田を海に見立て、
さながら島のように見える美しい光景が広がります。
花巻市 円万寺 水田の風景
 
花巻市 円万寺 水田
 
花巻市 円万寺 市街地
 
 
 
花巻市 円万寺 水田と山々
もう少し雲がひけば、山々も見渡すことができたでしょう。
 
撮影が下手ですみません。
 
秋田県のにかほ市象潟(きさかた)の九十九島をほうふつとさせます。
ただ、象潟は元々本当に島々が点在し、海が隆起して陸地になり、
現在は田んぼになった風景ですが、よく似てます。
 
 
 
住所
〒025-0041 
花巻市膝立字観音山85
 
 
さてこの次は花巻温泉のとあるスポットに向かいます。
 
 

 

 
 
2024年6月1日、花巻市の旅は少しずつ北上してます。
 
元々は今回紹介する円万寺に行きたくて、周辺に立ち寄れる場所はないかと
探して旅を決めたようなものです。
 
NHKBSの旅番組、「日本縦断こころ旅」で
以前、火野正平さんが訪れていたのを見て決めました。
 
この番組は日本の良いところをたくさん紹介するので
よく旅の参考にさせてもらってます。
 
円万寺 観音山
 
番組の話ばかりで恐縮ですが、火野正平さんは
ふもとの道路沿いにある大鳥居から続く階段の参道をひいひい上って
山の上の円万寺境内にたどり着いていましたが、
今回車で向かった時は、道路の案内標識に従って進んでいくと上り道になり、
急そうな階段を歩かずして近くの駐車場に着きました。
 
最近東北はいたるところで熊出没注意なので、
山道は極力歩かない方がよいと思います。
 
 
観音山境内案内図
花巻市 観音山 案内図
 
円万寺観音山展望地鳥瞰図
花巻市 円万寺 鳥瞰図
見晴らしの良い高台に見どころが点在してました。
 
円万寺と言いながら鳥居があって、神社があって、お堂も並んでいる
日本古来の信仰地です。
 
 
鳥居
花巻市 円万寺 鳥居
鳥居に背を向けると、のどかな田園風景の素晴らしい眺望が広がるのですが、
その光景はこの次に紹介します。
 
 
 
八坂神社
花巻市 円万寺 八坂神社
 
 
花巻市 円万寺 八坂神社
 
 
八坂神社の左手にある 正慶碑
花巻市 円万寺 正慶碑
正しくは 正慶元年の碑 というらしく、北朝の年号では正慶元年、
南朝の年号では元弘二年で西暦1332年の碑。
この地域で最古碑であり、花巻市文化財に指定。
風化を防ぐためコンクリの建物内に管理されてます。
 
 
鳥居と、神社の間にある老木
花巻市 円万寺 祖母杉
 
案内看板を見ずにぐるっと眺めると、あら不思議
花巻市 円万寺 祖母杉切断された杉の老木から、別の種類の樹木がいくつか宿ってます。
 
 
花巻市 円万寺 祖母杉
 
 
花巻市 円万寺 祖母杉
 
老木の名前は 祖母杉(おおばすぎ) 
花巻市 円万寺 祖母杉
 
 
花巻市 円万寺 祖母杉
坂上田村麻呂が蝦夷平定の時に植樹されたそうなので(806年)、
樹齢1200年以上ですね。
昔は祖母杉自身も枝を伸ばして
 
 
祖母杉を見守るように佇む 石像千手観音像 
花巻市 円万寺 石像千手観音像
 
 
 
杉の木の下は 文政の石灯篭 西暦だと1800年ころの石灯篭でしょうか。
奥にあるのが 観音堂 右が祖母杉
花巻市 円万寺 観音堂
 
 
観音堂
花巻市 円万寺 観音堂
 
 
 
阿弥陀堂
花巻市 円万寺 阿弥陀堂
 
雨が上がって木漏れ日がさし、ウグイスが鳴いてました。
 
その2へ続く
 
 
住所
〒025-0041
岩手県花巻市膝立字観音山85
 
 

 

日本には三大清水寺というのがあって、
京都の清水寺、兵庫県社町の清水寺とともに
ここ花巻の清水寺も日本三大清水と称される名刹だそうです。
 
音羽山 清水寺
 
2024年6月1日、秋田県から国道107号線を通って岩手県に向かい、
前回訪れた水分神社から少し北上したところにあります。
 
お寺さんなので広い駐車場があります。
 
駐車場側から見た境内。

花巻市 清水寺

 
 

花巻市 清水寺

由緒の看板です。
 
道路に面したところにある巨木のご神木
花巻市 清水寺 ご神木
分かりにくいですが、幹が4つに分かれてます。
 
いわれは画像の看板をお読みください。

花巻市 清水寺 子持杉

 
 
 

 

とても立派な山門(仁王門)
 

花巻市 清水寺 仁王門

 
仁王門の手前の狛犬

花巻市 清水寺 狛犬

 
花巻市 清水寺 狛犬
愛嬌があります。お供え物は紙パックのお酒かな?
 
 

花巻市 清水寺 仁王門

見事な造りの山門。
右手に階段があって、上階には三十三観音が安置されてます。
真ん中が開いてるので、必死に覗こうとしましたが
なんとなく仏像らしきものが見えました。
HPによれば、希望すれば中に入れるようです。
 
奥に見えるのは観音堂
 
門の中の仁王像
花巻市 清水寺 阿形像
 
 

花巻市 清水寺 吽形像

 
 

 

 
門の奥の観音堂

花巻市 清水寺 観音堂

 
 
花巻市 清水寺 観音堂
 
 

 

 
 

花巻市 清水寺 観音堂

お堂の中に入りました。
 
 
中に入ったらセンサーで照明がつき、金色に輝く観音像が照らされました。
花巻市 清水寺 観音堂
格子越しの観音様、見えるかな?
 
観音堂から見た山門。

花巻市 清水寺 山門

山門の二階上部、屋根組みの下に十二支の彫刻が
表側、裏側4体ずつ、側面に2体ずつありました。
ぜひ現地でじっくり探してください。
 
 
 
千体薬師堂
花巻市 清水寺 千体薬師堂
中には中央に薬師如来坐像、その周囲にご寄進された薬師如来像が
千体以上祀られてます。
 
 
山門を出て、参道をまっすぐ進んだ先にあった老木
花巻市 清水寺 老木
 
参道。まっすぐに山門と観音堂が見えます。
両脇は杉木立と紫陽花が植樹されてました。
花の時期が来たら見事でしょうね。
花巻市 清水寺 参道
こちら側からが正式な参拝ルートでしょう。
ただ、手前はすぐ田んぼが広がってます。
 
 
 
住所
〒025-0037
岩手県花巻市太田21-5-1 
 
公式ホームページ