あれやこれやで本格的に結婚の準備に入った頃である。



旦那に



「親父が同居してほしいと言っている。」



と突然言われた。



私は当然



「別に暮らしたい。将来は一緒に住むことになるとしても、最初の2年間くらいは別々で・・」



と伝えた。



数日後、



「どうせ先々一緒に住むなら、最初から一緒じゃないとうまくいかないらしい。アネキがそう言ってた。それに親父が、弟が結婚してほとぼりがさめた頃に、二階を2世帯風に改装してもいいと言っている。」



旦那には弟がいて、私たちの結婚式の3か月後に結婚することが決まっていた。



義姉は義兄の実家に同居後、義兄の仕事の都合で自分の義理親とは離れた場所に暮らしていた。



ほとぼりがさめたら・・というのは、金銭的に今だと余裕がないので・・ということだった。



のちにこの話は、私を同居に踏み切らすための義父の大嘘だったと知ることになる。



そして義姉が嫁ぎ先を出た本当の理由は、義兄の親との同居がうまくいかなかったからだ、ということも・・。



その時はまだ外面の良い義父や義母の本当の性格には気付けなかったし、私は2世帯にしてくれるなら・・と半ば諦めの気持ちでOKしてしまった。



これが悪夢の始まりだった。



取り返しのつかない間違いだった。



このときに私は泣いてすがってでも首を縦に振るべきではなかったのだ。