食べられない、飲めない、右声帯麻痺 | harupinの聴神経腫瘍の記録

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福岡県出身/東京在住/1990年生まれ/管理栄養士

むせが続く私は、「右声帯麻痺」と診断されました。

手術をした時の全身麻酔の時の経口挿管で、神経が麻痺してしまったのです。

 

声帯は輪っかみたいになっていて、息を吸うときは空気を肺に取り込むために広がり

声を出す時は声帯を振動させるために内側に縮みます。

声帯が振動する時は、左右の声帯の間にすき間がほとんどない状態になって声が出るのです。

 

しかし、私は右側の声帯が麻痺して動かないので、すき間が大きくなり、声帯が振動しにくくなりました。

 

症状としては、声が出しづらい(声と一緒に息が漏れる感じ)、声がガラガラ、長くしゃべれない。

そして、一番問題だったのが、むせです。

飲み込むときに声帯のすき間から気管に食べ物や水が入りやすくなり、むせがひどく自分の唾液でもむせてしまいます。

むせるとなかなか止まらず、嘔吐へつながる悪循環です。

喉が乾燥して喉が渇くのに、唾液も水もむせてしまうというのが辛かったです。

 

右声帯麻痺ですが、術後3週間くらいすると言語聴覚士さんと辛いリハビリが始まります。

 

3年経った今でも、ふとした瞬間に自分の唾液にむせることがあります。

術後に比べるとびっくりするくらい改善はしています。

でも、いまだに激しい運動は息がしづらいし、

アイスはスースーする感じがむせるし、

胡麻や砕いたナッツ類は飲み込みづらいし、むせやすい。

(コロナの時期はしんどかった)

そして、1度むせると止まらないんです。

たまに声が裏返ったりもします。

なので、まだ若干の麻痺は残っている感じがあります。

 

もともと私は早食いだったのですが、口の中に食べ物を入れすぎると本当に喉が詰まるのです。(笑)

以前は飲み込めてた量なんですけど・・・。

やはり、完全には完治していないようです。