ゴールした瞬間、俺を笑顔で待っていてくれた人がいました。
俺の高校時代の陸上部の顧問の先生です。
俺は握手を求められ、しわだらけの手でギュウギュウされながら、次の大会(駅伝)のスケジュールの話をされました。
あ、アレ…?
何か違うぞ…
そうだ!!
愛する息子は??
鬼コーチは??????
広い会場内を見渡せど、姿が見えません。
見えたのは、俺の同級生ランナーが家族に囲まれて幸せそうにしている所。
まさか…
鬼コーチは俺のゴールが遅すぎて、待ちくたびれて帰ってしまったのか… ( ̄□ ̄;)!!
淋しすぎて、ゴールの感動の余韻すら冷めてしまいそうな瞬間でした。
その時です。
聞きなれた鬼コーチと息子の声が遠くからしました。
息子を抱えて、走り寄って来る鬼コーチ。
鬼コーチ、「ええー?もうゴール????」
(・◇・)?
鬼コーチは俺が一二峠前でバテていたのを見て、ゴールが遅くなると予想していたらしい。
そして、ひたすら俺に謝る鬼コーチ。
あぁ!!気持ちE-!!
何と言うサプライズ!
あの鬼嫁が俺に頭を下げるなんて!!
100㎞頑張って走った甲斐がありました。
(まだ続く…) すみません