野生の体を取り戻せ! | サブ315大作戦

サブ315大作戦

mission3:15 impossible

すっかり読書もラン二ング関連か人類関連のものになってきた。自分はどこへ向かおうとしているのか?www

今回は「BORN TO RUN」を読んでから気になっていたこちらの本。

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少し極論なところがまたいい。

序章
1万年前まではみな野生人だった。
人間にはホメオスタシスが備わっている。
食事、運動、睡眠、思考、生き方はすべてつながっている。

第一章 人類バージョン1.0
ホモ・サピエンス出現後、人類は大きなアップグレードしていない。
協力し合えるように共感力や言語ツールが発展した。

第二章 現代人を苦しめるもの
先住民には見られない病気、文明病。
ブドウ糖から文明病は始まる。

第三章 野生の食事
炭水化物はインスリンが鳴らす警鐘を真に受けなくなる。

第四章 野生の動き
動くことで脳を形成し、再形成する。
動かないとばかになる。
あらゆる教育は体の教育。
トレイルランは現実の結果を伴う現実の苦難に立ち向かうことにこそ価値がある。

第五章 野生の睡眠
寝ないと肥満になる。
寝ないと病気になる。
寝ないとばかになる。

第六章 マインドフルネス
マインドフルネスとは今この瞬間に意識を集中させること。
狩猟採集民の思考とほぼ同じものが現代人にとっての瞑想。

第七章 バイオフィリア
バイオフィリアとは生物や自然への愛情。
人間は生まれつきクモやヘビなどを恐れるようになっている。
自然への愛茶を否定すると、苦しむことになる。
予測不可能な報酬が与えられたときこそ脳は幸福を感じて輝く。

第八章 同族意識
母と子のつながりは人間の社会と行動の核。
オキシトシンは脳の奥深くで作られ、そこで最も深い効果を及ぼす。

第九章 野生の脳
呼吸とコントロール。
覚醒とリラックス。
アロスタシスは必要なことを予測して、予め準備する。
完全な安定は死を意味する。

第十章 野生の体を取り戻せ
精糖を摂ってはいけない。
好きな運動を選ぶ。
全身を使う運動が望ましい。

ざっとこんな内容。翻訳者は糖質制限やケトジェニックなども試し、運動も実践し始めて検証して翻訳したそう。

筆者はとりわけ、トレイルランニングを推している。不安定な地面が脳を働かせ効果を発揮するらしい。逆にジムでのランは意味のないものどころか、逆効果だとも。

序章にあった

食事、運動、睡眠、思考、生き方はすべてつながっている。」という言葉に尽きるのだろう。

「走る」ってとても原始的な活動なだけに、そこに目覚めれば本能が働いてくれるような気がする。果たして人間は進化しているのか退化してしまっているのか考えさせられる一冊だった。





それにしても青山学院の一色凄かった!