走井山を楽しんだ後、街道復帰です。
酒屋さんにレトロ看板。
後藤酒造場醸の青雲という銘柄の看板。
街道からは少し遠いので立ち寄るのは厳しいのですが、青雲は帰るまでに入手しようという魂胆を抱えつつ歩いてます笑。
まだまだ街道感満点の道。
看板で見た玉三稲荷神社が現れました、参拝に忙しい。
すると行く手の三叉路左手に石物が2基立ってます。
瑠璃山光明寺 三界萬、、まで読めます・・・三界萬霊塔というもののようです。
光明寺は桑名市街地にあるお寺ですが左手この石碑の先にずっと昔からある墓地の入口ということなのでしょう。
ずーっと道幅もそのままで消失区間もなく街道感を醸しだしつつ家々が連なります。
なかなかやるな、伊勢西街道いや今日は濃州道と呼ぼうか。
あーっ、小さい石標があります!
下調べにない道標だったらアゲアゲです。
読みにくいが・・・
☞是より、みたいですが埋もれてる・・・。
新四国八・・・埋もれ。
新四国八十八箇所の道標のようです。
ここにもローカル霊場巡りがあったようです。
微妙な道標で少しだけテンション上げつつ進みます、道に沿った立派な塀が気持ちいい。
玄関先にレトロポンプがあります、水は出るのか、激しく動かしてみたいけど我慢。
懐かしい店構えのたばこ、菓子、文具、雑貨の鈴木商店さん。
このコカ・コーラ&スプライトの看板もめっきり見かけなくなりました。
鈴木商店を越えて川沿いを歩くあたりからようやく郊外っぽい雰囲気になります。
独特な味のあるあぶない看板、なかなか思いつかない表現です。
この飛び出し坊や?は?
調べるとJFL地元サッカーチームヴィアティン三重デザイン。
北勢線沿いを行くと在良駅手前にポイントの機械を間近にみられる場所が。
普段こういう機械ってあんまりまじまじと見る機会はないですよね。
「ウバ車の水谷」
額田神社標柱、従是三町五間。
遠いのでここで手を合わせます。
道沿いの窓が大きな古民家があります、なんだろう。
ぬいぐるみのショーケース?が楽しい。
さて街道は小さな橋を越えて員弁川近くに出ます。
この橋、なんと昭和三年二月架橋の親柱、当時そのままとは限りませんが。
お名前は笹貝橋。
「ささかいはし」の崩し字が華麗すぎる。
笹貝橋を渡って被せ屋根の家を過ぎると・・・。
突風!
寒い!
伊吹おろしの洗礼です。
員弁川の向こうに鈴鹿山脈の山並みが見えましたが吹きっさらし、ひゃあ。
遊漁証売り場、鮎釣り あまご釣り、鱒釣り、そして雑魚釣り笑。
鮒釣りとかでも遊漁証いるのかな。
ロウバイがもう咲いてた。
街道沿いの樹形の良い大きな木は雰囲気よくて嬉しいですね。
最近はわざわざ植えた街路樹とかでも電線接触対策か落ち葉対策か、そんなんで枝落とされ過ぎの電柱みたいなのも多いし。
制服の女子学生がバケツで生ごみ空き缶ごみを捨てに来ているゴミ捨てダメだよ看板。
イラストレーターさん、ただ女の子の絵を描きたかっただけやろ笑。
はげ過ぎの青看もはや読めないレベル笑。
そろそろ修理してあげて~。
あまりにも寒いのでドンキ&本屋さんに誘いこまれました。
体温まったら出発、本屋さんではついつい時間を使ってしまいますがそんなにゆっくりはしてられません。
・・・石臼回したい・・・。
郊外に出て街道沿いの古民家なんかは段々と見られなくなってきましたが、道の揺らぎラインはしっかりと街道を主張。
とび太くん・・・。
右側には走井山公園からずーっと段丘の高低差が続いていて、崖下を街道が通るイメージです。
なので神社やお寺は歩く方向の右手やや高台ばかりに現れます。
その中でもここはちょっと登ってみたくなりますよね!
高台の上の安渡寺、登ってみます。
解説板があります、行基創建!
ああそしてここも大伽藍が織田信長の兵火により焼失、ああごめんなさいホントごめんなさい!
解説板で「信長の兵火で消失」「織田軍により落城」という文字を見るたびに尾張民としてごめんなさいです。
展望はやっぱり良い、曇り空ですが鈴鹿の山が見えました。
伊勢西国三十三観音巡礼ってのがあって、どうやらスマホで参拝記録をチェックできるようになっているようです。
登山アプリのヤマスタ(登頂記録アプリ)みたいな感じか?
やや味気ないような気もしますが地方の小さなお寺はなかなか御朱印やらなんやらできないでしょうしこれは面白いのでは?
各地ローカル巡礼の人気が出るきっかけになるかもしれないアイデア!
その後も右手に寺社が現れます。
とび太くん・・・。
天皇八幡社も右手に現れますが、見どころは左に曲がったすぐの参道に。
この素晴らしい樹形のクロガネモチは一見の価値あり、伊勢西街道歩きでは是非見てほしいです。
この木何の木を思い出します。
参道の御神木、芳ヶ崎のクロガネモチ、こんなクロガネモチ初めて見た。
樹齢三百年以上、剪定もしてはいけないといういわれがあるのでこの美しい樹形を誇っているそうです。
ヤマモリさんの工場敷地内にも枝が伸びていますがこんな感じで、ヤマモリさんありがとう。
思わず手を合わせてしまいつつ続きます。