夜勤。
看護師にとって、精神的肉体的ともにしんどい勤務ではないだろうか。

少ない人員で多数の患者の看護にあたらなければならない。
手術、緊急入院、鳴り止まないナースコール、急変…
若い時は、そこそこ余裕で乗り切れたし、なんなら夜勤明けに「ディズニー行っちゃお♡」なんて、無茶もできた。
しかし、今では夜勤明けは半分気絶しながら帰宅し、泥のように寝るだけだ。
時には、シャワーも浴びることができず寝ることもある。非常に汚いが。
年齢を重ねるごとに、体が悲鳴をあげていく。

そんな夜勤の中で、私が一番辛いこと。それは…
トイレ介助

トイレ介助とは、その名の通り一人ではトイレに行けない患者を介助すること。体を支えて車椅子に乗ってもらい、トイレへお連れする。終了後ベッドへ戻る。
介護度によって違うが概ねこんな感じ。

えっ、そんなことが一番辛い!?
と思われるかもしれない。だが、何名もの患者が交互にトイレに行く、と考えると、かなり多くのナースコールの数になるのだ。
特に整形外科の術後を管理するナースに分かってもらえるのではないか…

もちろん、生理現象なのだし、看護としても大事な仕事の一つ。文句などは言えるわけない。
ただ、夜になると人間は頻尿になりやすい。心理的なことだけではなく、解剖学的に。特に高齢者はなりやすいのだ。

また、大部屋では、一人の患者をトイレ介助すると、連鎖的に「あら、私も行こうかしら」となることがある。
「こ、腰がやられる…」と思うが、絶対にそれを感じさせてはならない。
どんな時も笑顔で、「お手洗いですね!行きましょーう!」と対応するのだ。
間違っても、患者に「何度も呼んで申し訳ない」などと思わせてはならない。
私は底辺看護師だが、そのくらいのプライドと看護観は持ち合わせている。

しかし…もう無理!!!!!と思わせる、地獄の夜勤が訪れることになる。

※こんな記事を書いておいてなんだが、もしも入院してトイレ介助が必要な時、遠慮せず看護師を呼んでほしいと思う。我慢したり、無理して一人でいこうとするほうが私達は辛い。立派な仕事の一つなのだ。