数日前、月食の話題でいっぱいでしたが
「月」という言葉に惹かれてしまうこの頃です
本屋さんで見つけ、タイトルに惹かれて買った本
蛍と月の真ん中で 河邊 徹著 ポプラ社
写真店をしていた父の影響で写真に興味を持った匠海
父の死後、母との関係が悪くなり、東京の写真学校へ入学、一人暮らしを始めます
しかし、学費と生活費を稼ぐだけで精一杯になってしまいます
頑張っていれば、この先良い方へ向かう・何とかなると思っていたけれど
友達との会話がきっかけで、休学することに。
実家に帰る気にもならず、向かった先は、昔父が蛍の写真を撮った場所
突然現れた匠海を温かく迎え入れてくれた長野県辰巳の人たち
美しい景色と辰巳の人たちとの出会いで、匠海の心に変化が・・・
とっても美しい情景が目に浮かぶような文章
匠海の心が自然に開かれていく様子が
若い強いパワーがあるはずなのに穏やかに思え
読み終えてかもさわやかな気持ちになりました
殺人事件も大きな事件も何もないけれど
美しい景色を見たような読後感です
最後までお読みいただきありがとうございました
ご機嫌な一日になりますように
(*^^*)