グリコ看板でのミッションを終え、

「ここからは自由行動!!」と号令。

各々のペースで巡行を開始した。

 

ガンプ君は重要ミッションを完遂し、2階級特進の殉職。

トガ―さんはじわりじわりと先行し、そのまま姿は見えなくなった。

もっと一緒に走りたかったのに(>_<)

ほぼキロ4ペースで後ろにたっきぃさんの気配を感じながら進む。

 

やはり序盤の引っかかりの感覚通り、

キロ4ペースに想像よりエネルギーを要する事態。

果たしてどこまでもつのか!?

 

京セラドームを通過し、ここ数年恒例の

「IKEAに行くついでに応援しようツアー」を敢行する

家族&非ランナー友人の応援を受ける。

いつもなら元気が溢れるところだが

今年はパワーが出てこない。あかん、すでに疲れてる、俺。

 

ハーフ手前でこのしんどさは

いつぞやの大撃沈、神戸マラソン以来かもしれない。

 

しかし、ただ突っ走るあの時とは違うのだ。

今の俺は経験を積んでいる。

 

20kmを境にペース維持が困難と判断し。

意識的70%と強制的30%の感じでペースダウン。

(記録を確認するとこの辺りで、心拍数180前後。そりゃ、きついわ)

 

現状のギリギリラインを探る。

限りある資源を可能な限り、もたせねばならない。

かつてのTV版ドラゴンボールのように

気を溜めるだけで30分完走するぐらい薄く引き伸ばす必要がある。

 

キロ4’05~4’10あたりなら、耐えられそう、だと感じた。

いつ決壊するとも分からないサバイバルレースになっちゃった。

 

ハーフ通過当たりでたっきぃさんに先行された。

つくか一瞬、迷うがまだ先が長すぎるので自重した。

上げたらあっという間に息が上がる確信があった。


耐えられるペースを探りながら走り続けるが

このあたりからコースも単調になり、辛いところ。

25kmあたりから30kmの間で大きな起伏もないのに

再び心拍数が180前後に上昇。ほんと、きつい。

 

たっきぃさんの背中もだいぶ小さくなった。

モリモリ湧いてくるきつさに心もほとんど折れかけ。

フルマラソン、長いよ(´;ω;`)ウッ…

 

もはや応援の力を借りるしかないと、沿道近くに進路を取った。

気の持ちようで心拍数が低下するとは思えないが

記録上、心拍数が160台後半まで落ち着いていたのでびっくりだ。

(そもそもの正確性は知らん)

 

でも確かな感覚として余裕度が違ったので

本人的には納得のデータである。

 

なんとか410前後のペース維持を続けていると

小さかったたっきぃさんの背中が大きくなってきた。

 

あやつ、疲れてきてるな(にやり

俺の心、立ち直る。

 

追い付き様、自分に言い聞かせるように

「根性出しやがれ」と激励。

 

追い抜いたら、さっきまでの元気がすぐ萎んでビビった。

す、すげぇきつい(´;ω;`)ウゥゥ 根性出しやがれ、自分。

 

ハーフ手前から失速したレースだが、

いよいよ最大の難敵、南港大橋を含む約5kmの戦いになった。

 

続く。