運動(動き)をするとは、重心を移動させることです。
ランニングにおいても、重心が後ろに残らず前方向へ出すことで、それを追いかけていくように自然と体が運ばれる(倒れこむ)ことが理想とされます。
すなわち、丹田(臍の下辺り)と呼ばれるところへ重心を集めれば良いとされています。(武道・スポーツに共通しています。)
武道の達人の写真を見ると、下っ腹が出ている方が多いように感じます。(個人的な意見ですけど。)
内臓の重みが下っ腹(丹田)へ集まることで、より安定した重心となるためなのだそうです。(本人に伺ったわけではないですが)
骨格の動きを意識した動きの中で、骨盤を立てるということがありますが、骨盤を立てることで、受けていた内蔵が骨盤からこぼれ落ち、下っ腹に溜まる事で、お腹ポッコリになるのではないか、という意見を読んだことがあります。
確かに、骨盤だけを意識して立ててしまうと(骨盤だけを意識的に動かすことは、すごく難しいですけど)、確かに、お腹ポッコリになってしまいます。
私も骨盤を意識して立てようとしていた頃は、少し下っ腹が膨らみ、達人も出ているのだから仕方ないかな、と思っていました。(現在はへこんで来ました。足半トレランにより、正しい骨格の使い方ができているのではないかと考えています。)
ところが、ある日、10kg程の『おかき』(私は手焼きのおかき屋で~す)を抱くようにして運んでいるときに気が付きました。
10kgの重みがお腹の前にあるということは、かなり重心が前に移動しているはずであり(丹田よりもさらに前方向かも)、走ることが荷物の無いときより楽になるのではないか?
よし!走ってみよう!
あれれれ?
楽になるどころか、走ることがままならないではないか。
荷物の重さにより、重心位置は確かに前方向へ移動したはずなのに何故???
(その後、リュックを背中に担ぐときとお腹に抱くようにするときと走り比べましたが、お腹側の方が走り辛いです。)
私の考え(予想)ですけど、重たい荷物を持つことに耐えるように、骨格が自然体とは違った位置取りをしてしまうことで、走る動作に適した骨格の位置からずれてしまったのではないかと思うのです。
だから、いくら前方向を重くしても、安定させるために、骨格が微調整してしまうことで、重心は元に戻ってしまうのではないかと。
この場合は、恐らく、前方向の重みと釣り合わせるために、知らず知らずのうちに、後ろ方向へ仰け反ってしまうのでしょう。
そうなると、下っ腹ポッコリは役に立つのかどうか疑問になってきました。
重要なのは、どうやら骨格の位置にあるようです。(感じてましたけど)
骨盤だけを意識して立てるのではなく、結果的に骨盤が立つようになれば良いのではないでしょうか。
骨盤が立っているということは、正しく骨格を使えていることになるのだと思います。
先ずは足裏をチェックしましょう。
か・な・り・アーチがあるかどうか。(少しじゃダメです。)
偏平足じゃないかどうか。(靴を履いて生活する現代人は、ほとんどの人が偏平足だと思います。)
偏平足を改善する骨格の使い方・・・・つまり、趾(あしゆび)を使った走り方をすれば良いのではないかと。
恐らく、自分の下っ腹の変化から・・・
骨盤だけを立てると---下っ腹ポッコリ
骨格を正しく使って骨盤が立つと---下っ腹スッキリ
ではないかと・・・思うのですが。