自然農の定義 | 清水流美の情報BLOG

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「自然農」には定義がありません。

一般に流通している野菜の栽培方法、つまり、農薬や化学肥料を使って効率よく育てる栽培の方法を「慣行農法」と言い、
「有機農業」については、有機JAS法で定められています。


自然農には定義がないので、使う人によってさまざま。

でも、「自然」農と言うからには、自然に沿ったものであるべきと私は思います。

そういう私も、野人エッセイすに学ぶまで、「自然に沿う」という意味を理解していなかったのですが。


自然を無視して人の力、施設の力で野菜をつくってもかまわない。
でも、それを「自然の恵み」と表現してしまっては、
消費者は混乱し、ちゃんとした選択ができないと思うのです。

工場で作ったのは「工場の恵み」
慣行でも有機でも自然農でも、自然の仕組みに沿わず人間が育てたものは「人間の恵み」「肥料の恵み」「有機肥料の恵み」
自然の中で育ったものは「自然の恵み」


これがわかりやすい^^と思うのですが、反感買うでしょうね……

でもこうしておくと、消費者にはわかりやすいのです。
安いものを買いたければ、工場の恵みを買うし、
おいしいものを買いたければ、有機肥料の恵みを買うし、
天然のものを買いたければ、自然の恵み を買う。

定義がないからこそ、農に関わる人の考え方「誰にメリットがあるように説明するか」ということが大切。
買う人の判断基準に沿って選べるように説明なり、名称付けなりしないと、わかりにくいですから。



るみ農園、初夏の収穫シーズンに入りました。
毎週土曜は収穫祭。
草原をあるきまわり、注意深く足元を見ると、あっ野菜。
そうやって、まさに「あつめて」きて野菜を、もってかえっていただきます。








肥料をまいていないので強い味はないけれど、それでもいい。
その野菜がその場所で知恵と努力で生きた結果。


ブドウも、すろーーーに成長中。
去年一年間は、うんともすんともいわなかったブドウ。
今年は「ヨシ」と思ったのか、葉をつけ実をつけた。