食に飢えている、長期入院患者の私。


お見舞いに母が持ってきてくれる果物は、格別だ。


大好物のマンゴーをタッパーに入れて持ってきてくれた。

 


幸せすぎる。

ちょっとづつ食べよっゲラゲラ

 


デイルームの共有冷蔵庫に入れておく。
入れ物に名前を書いておくシステムだ。

 


「さて、今日も楽しみのおやつの時間にしよう」

 


と大きな重たいおなかを抱えて、デイルームに向かう。

冷蔵庫をあける。

 


「・・・・ない。ない。

確かに昨日赤いタッパーを入れたのに!

ないぞっ!」

 


大部屋に戻り、

同じ部屋の仲間に涙ながらに報告。
すると

 


「私もケーキがなくなっていたのよ。」
「最近盗難が流行っているらしいよ」

 

と悲しい情報があふれていた。

 


入院患者の楽しみを奪うとは。許せんムキーッ

 

 

 


飢えている私のお腹は、ご立腹
きっとおなかの中のみつごも、
母ちゃんご立腹に気が付いていたに違いない。

 


マンゴー食べたかったな。

 


共同の冷蔵庫に入っている

私の大事な食材は、

 

1.牛乳1リットルパック


2.納豆


3.果物


牛乳は

冷蔵庫から取り出してコップに入れる

という作業をしているだけで

お腹がカチカチに張ってしまう。

 

ということで、

1リットルの紙パック、直飲み

 

立ちのみ、パック直のみ

の様子をほかの部屋の妊婦さんが見ているらしく

 

「すごーくお腹の大きい妊婦さんが

牛乳を立ち飲みしている

 

と、噂していたらしい。

 

 

知ったこっちゃない。

 

飢えているのだぼけー

 

 

 


三つ子には、

「牛乳はコップに入れて飲もうね!」

と、しっかり、しつけた。