「全員、男です。」妊娠20週の検診で告白される
だれかは一人性別が違うことがあるはず。
と信じていた。
私の場合
二つ卵が出ていて、二つ受精した。
そのうち一つが割れて一卵性の双子。
もう一つは二卵性のみつご。
となると、女の子二人
かな?
それとも男の子二人
かな?
なんて想像するのが普通だ。
妊娠20週目のエコー検診。
主治医に
「どうしますか?
今日はもう性別がわかると思いますが、お伝えしましょうか?
まあ、確実というわけではないので、
お伝えしても違うこともありますけど・・。」
私
「もちろん教えてください。準備もありますしっ!」
と答える。
(準備というのは、心の準備だ!)
エコー開始
主治医
「あー。ついてますねー。
一人目は男の子
あー。
この子もついてますね。
ほら。見えますか?男の子ですね。」
ふふっ
と、笑う主治医
静かな、そして緊張感あふれる時間
なんだか、すごく時間が長く感じる・・。
「3人目は・・・。
ああ。ついてました・・・。男の子だ・・。あらあら。」
と、微妙なトーンの声になる
私
「三人、、、おとこ??
女の子だれもいないの?
名前、一人は女の子用、考えていたのに・・」
何だろうか?この神妙な空気は。
先生は苦し紛れに
「まあ、まだ20週なので、
100%性別が判るとは言えませんから。
えーっと、女の子を男の子に、間違えることはほぼないですけど・・。」
私
(それって、100%男ってことだよね。確実に・・。)
先生の
「お大事にー」
の言葉が、なぜか重いぞ。
三つ子事件簿はすでに始まっていたのだ。
つづく