翔真との再会‐14‐
それだけで十分幸せだった。
それからも遊ぶ事はあっても
付き合おうとかはお互い言わなかった。
そして翔真が新しい仕事が決まり
その日に会う事になって。
場所は海水浴場車の中
いつものように他愛もない話しして……
「……ねぇルナ?」
「何?」
「俺達……付き合おっか!!」
「……えっ!?」
「何回も言わせんな!付き合おうって言ってんの!!」
「……少し考えさせて」
「分かった!」
すぐに返事をする事が
できなかった。
翔真との再会‐13‐
車の助手席でキティーちゃんを抱きしめて……
見られるのが恥ずかしいから
また寝たふりをした。
翔真は寝たと思ったみたいで
1人ブツブツ言ってるし。
あたし女優?
そう思いながらも時々目を開けて
翔真の様子を見てしまう。
すると翔真が段々近づいてきて……
「ルナ……可愛い! 大好き!」
そう言ってわたしの髪を
クシャクシャにした。
こんなわたしを好きなの?
寮に着くまで
目を開ける事ができなかった。
わたしも大好きだよ
翔真……
翔真との再会‐12‐
山か海か公園かダムか……
それでも翔真は文句を言わず
付き合ってくれた。
だけど不意に見せる私の態度
目を合わせようとしなかったり
大声に萎縮したり
触れられるのを嫌がったり
「ねぇ 俺の事嫌いなわけ?」
「いや……そうじゃないけど」
「じゃあ何!?」
今迄の事を翔真に話した。
翔真は黙ってそれを聞いてて……
でも言わなきゃ迷惑かけるし
「そか……」
ただ一言そう言って後はいつもと変わらない翔真で
話した事でちょっと楽になった。
これで嫌われたらしょうがない……
そう開き直れた。