翔真との再会‐23‐
「はい、まぁ……」
「凄いわねぇ あそこは中々入れないって聞いてるから」
やっぱり自分は
凄いとこに就職したみたいだ……
全然自覚はないが
話しのネタになって感謝。
翔真は小学生の弟と遊んでて
ちっとも話しに参加しない。
目で翔真に訴える
(助けろ翔真!!)
それに気付いたのか
「ルナ!俺の部屋行こう!!」
その言葉に安堵した。
助かった……
翔真との再会‐22‐
家族に紹介してくれた。
紹介するのは2人目だそうだ。
「俺の母ちゃん見る目厳しいから!!」
「前の彼女は気に入ってもらえんかった……」
え……
わたし大丈夫なの?
翔真の家に着くと
早速お母さんが出てきた。
「こんにちは!初めまして!!」
「こんにちは。どうぞ」
お母さんは笑顔で迎え入れてくれた。
良かったぁ……
翔真は3人兄弟の次男。
長男は県外に住んでて既婚。
弟は翔真と一回り歳の違う小学生。
子供好きな翔真は
小学生の弟を凄く可愛がっていた。
わたしは妙に落ち着かなくて……
そんな私を面白がってるのか
翔真は笑っていた。
翔真との再会‐21‐
子供が大嫌い。
いや、嫌いと言うより
敵…… ライバル。
自分ができなかった事をできる子供が
疎ましかった。
ギャーギャー泣いたり、
泣いたかと思ったら笑ったり……
思い通りにいかなければ駄々をこね、
抱きしめられて笑顔になる
わたしはそんな子供じゃなかった。
いつもいい子で
困らせるような事なんてした事がない。
甘えたくても寂しくても
我慢してきた……
大人になった今
それができない今……
それができる子供が
羨ましかった。
子供だから
できる事がある
子供にしか
できない事もあるんだ。