絶望の果てに-13- | クローバー(ノンフィクション小説)

絶望の果てに-13-

これまでのはなし 



場所を警察署に移し、

事情聴取が始まった。



怖かった……


幸也が警察に捕まったという
安心感よりも


その後の報復。




携帯に残された留守電を提出、今までの経緯を説明した。



しかし……


幸也は即日釈放。

恐らく幸也と、わたしの証言は食い違っている……


何故なら幸也は自分に非はないと思っているから。



複雑に入り組んだ
感情のもつれ……


当時はそれを拘束し、罰する法律がなかった。





わたしが味わった
地獄の様な日々は……


……なんだったんだろう。



必死になって
守ってきたモノは


なんだったんだろう。