絶望の果てに-12- | クローバー(ノンフィクション小説)

絶望の果てに-12-

これまでのはなし 




パトカーから降り立つ人達……


それは自分が
かつてお世話になった人。



刑事、婦警、鑑識……
全てが同じメンバーだった。



「……ルナちゃん?」


高本婦警がびっくりした顔で聞いてきた。


「高本さん!?」



再会は
またしても事件だった。



約7ヶ月前……

殺人未遂に遭ったあの時



誰もがこの土地に残ると言う自分に驚いた。


犯人らしき人が捕まったと連絡があれば警察署に出向き、マジックミラー越しに対面した。


だが覆面していた犯人を特定するのは難しい……


未だ犯人は捕まっていない。



その状況で
この地に残った。








頑張ってね


そう励ましてくれた人達が

今……目の前にいる。