繋げない方がいい場合もある | 働きながらクラリネットが3倍上達する練習方法

働きながらクラリネットが3倍上達する練習方法

高卒就職アマ16年→35歳で単身オランダ留学→プロデビュー
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こんにちは!

 

練習の過程において細かく部分練習をしたら、繋げたくなっちゃいますよね。そのとき、繋げない方が結果的に質の良い練習になる場合も大いにあります

 

ひと塊4つの音の一連があるとします。分析してみて、まずは

 

  • 1個目ー2個目
  • 3個目ー4個目

 

と二手に分けて練習したとします。

 

それぞれに発見や気づきがあったその次に、1-2-3-4と全ての音を繋げてみたくなってしまうのですが、でもちょっと待って!!!

 

まだ2個目ー3個目の繋がりをこの時点で練習していませんね。全てをつなげる前に2個目ー3個目の練習もしてみましょう。

 

 

結果的に

  • 1個目ー2個目
  • 3個目ー4個目
  • 2個目ー3個目

と3箇所の技術にコミットした練習をすることになります。

 

「よし、ここまでやったら、4個全て繋げてみよう」となる場合が多いでしょう。その時の観察ポイントはできる/できないの確認ではなく、4個繋ぐことで何が起きるのか、です。

 

 

さて、こんな練習をしていると時々面白いことがあります。それは場所によっては1-2-3-4と全てつなげる練習をするよりも、

  • 1個目ー2個目
  • 3個目ー4個目
  • 2個目ー3個目

のように分けて練習することをその箇所の「練習ツール」とした方が曲全体を通した時にうまく行く場合があるのです。

 

分けて練習9回に対して、つなげる練習1回の割合でもいいくらいの場合もあります。

 

また、分け方も

  • 1-2-3、2-3、2-3-4
  • 1-2、2-3-4、3-4

という分け方だったり。

 

この分け方の基準は

  • 倍音の代わりどころ
  • 握る/離すのパターンが変わるところ
  • クロスフィンガリング
  • 和音の代わりどころ

などパターンがあるので、この記事上で「これです!」とは一概には言えません(楽譜とその方がその時持っている技術によるのです)

 

音の連なりを全て繋げた方が成功率が上がるのか

細かく区切って練習した方が成功率が上がるのか

 

また全ての音を繋げてみたいとき、それはできるかどうかの確認作業でなく、一連の音の連なりを創造するというやり方の方が、よりコミットメントできるし、観察力も上がります。

 

そんな観察と見極めもお手伝いできる講師として、本日も修行中でございます。

練習のツールって一様ではないんだなぁ、とつくづく人間の体と脳の関連に興味が湧きます。

 

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Stay healthy, calm, and smiley

 

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